憲法記念日に

安倍晋三自民党総裁は、令和2年(2020年)の改正憲法施行を目指すと重ねて表明した。しかし、2020年における改正憲法施行はスケジュール的にかなりタイトであり、国民的な議論を深める必要から、事実上極めて困難と言わざるを得ない。

■ 2020年の改憲に必要なスケジュール
・令和元年12月までに、各党が議論を深めて改憲項目を絞り込んで憲法改正原案をまとめ、それぞれの党内で了承を得る。
・来年1月召集見込みの通常国会で改正原案を国会に提出。
・その後、両院の憲法審での審査を経て夏までに発議。

連立を組む公明党も憲法改正には賛意を示しているとは言い難い。また、憲法改正をめぐる国会の議論は、野党による批判に配慮し、長らく停滞が続いている状態。昭和22年5月3日に施行されてからすでに72年が経過しており、国際情勢や経済、人権、雇用、地域社会、教育や家庭のあり方など大きく変容する中、憲法だけが取り残されることがあってはならない。

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横井利明
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