【再掲】観光行政を基軸にした文化財保護行政の危うさ

「天守閣木造復元の進め方(9月18日:浅井市議)」では、現天守閣の解体にかかる現状変更許可がなかなか認められない現状を質す。「石垣部会の委員を全員クビにする。(観光文化交流局長)」「文化庁を訴える」などの言葉の端々からにじみ出る市の姿勢は、あたかも現状変更許可を認めない文化庁や石垣部会が間違っているといった姿勢に私たちの目には映る。

「局長、石垣部会の先生方は石垣研究の日本のベスト5といわれる方々。そんなことをやったら大変なことになりますよ。」と私たちからたしなめられる場面もあったほど。日本の城郭で最も美しく大規模で将来に確実に残さなければならないとされる石垣の保全計画作成に一向に取り組もうとせず、一足飛びに現天守閣の解体にまい進する市の姿勢こそが誤っている。今回の質問でそういった問題点をあぶりだすとともに、名古屋城の所管は観光文化交流局だが、観光といった視点から特別史跡の保全行政をながめた際の危うさについても言及する。
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横井利明
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