自前の演劇場をつくりたい
名古屋市を拠点に活動を続ける芸術演劇団体から、いつでも稽古や公演のできる自前の演劇場をつくりたいとのご相談をいただいた。舞台と客席を合わせ80㎡以上は必要とのこと。
劇団の名前は「体現帝国」。同劇団はせりふや表現の基礎となる呼吸や体の動かし方に重きをおき、公演を行っている団体。代表の渡部剛己さんは寺山修司や鈴木忠士など1980年代を中心に活躍した舞台芸術家たちが使用した演技技法をもとに俳優育成を行っている。俳優育成や観客を巻き込んでの実験を行う劇団は全国的にも稀だという。
早速、演劇場物件を探したところ、100㎡の広さを有するなかなかいい物件が出てきた。地下鉄名城線から徒歩10分以内であり交通至便。今後、所有者と交渉し、ご理解をいただいたうえで地域の方々の理解も得ていきたいと考えている。