自治体合併で地域は良くなったのか

 今日は石狩市へ。街頭宣伝や訪問・懇談、厚田区では語るつどいに浜益区では5年ぶりの室内演説会と、今日は大いに語りました。党市議団(松本喜久枝・蜂谷高海・山崎祥子)も、いっしょにまわってくださいました。

 石狩市・厚田村・浜益村が合併して18年、南北60km超に及ぶ広い自治体となった石狩市。とりわけ厚田と浜益で、行政サービスの低下や生活の土台がままならなくなる事態が起きています。

 「1歳半の子を保育園に預けようと思ったら、保育士不足で3歳からしか受けられないと言われ、逆に保育士になりませんかと言われた」。このような話を皮切りに、厚田区では次々と実態が出されました、

 介護施設のデイサービスもなくなった、以前の村役場なら職員が100人くらいいたのに支所となった今は20人くらい、市は振興基金を積んだのに使おうとしないーー浜益でも歯科医がいなくなるなど、課題が山積なのです。

 地域格差を広げた石狩市政の問題があります。あわせて、合併特例債をぶら下げながら、大きな自治体となれば効率化も進むと「平成の大合併」を押しつけてきた、国の責任も今こそ問いたい。

 道内の他の自治体でも、枝幸町と合併した歌登町の町立病院が後に診療所となり、コロナ禍という事情があったにせよ、昨年に閉院となった例もあります。住民の立場による自治体合併の検証が必要な時だと、今日の話を聞いて、その思いをさらに強めました。


浜益の演説会では、このような経過も含めて、▼農林漁業を続けられる価格保障と所得補償、▼医療・介護・福祉・保育などケア労働を最優先に、▼交通や物流などに国として責任を果たす、などを国会で取り組みたいと述べました。忙しい時間を割いて今日は農家や漁師など来てくれたと聞き、思わず力も入りました。

 これらすべてを切り捨て、自己責任・地域責任にしてきたのが自公政権でした。また「行政のスリム化」「身を切る改革」を進める維新の政策では、地域の矛盾は広がっていくに違いありません。だからこそ北海道で日本共産党の議席が必要だと、くり返し私から訴えました。

 「応援してるからね」と、あたたかい激励もいただきました。先立って石狩市の商工会議所や農協でも、あいさつとともに課題や要望をうかがいました。運送の「2024年問題」や人員不足、水田活用交付金の見直しなど、私も打開の力にならねばと痛感です。

 地域に密着した地方議員がいる日本共産党だからこそ、国政でも取り上げて力となれます。新たな決意でがんばりたい。

 【今日の句】あたたかな 結びつきこそ 財産で

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畠山和也
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