率直に驚いた。
「日本保守党」設立の記者会見が行われた10月17日、百田尚樹代表とともに会見に同席していたのは、河村市長。なんと共同代表に就任するという。河村市長が代表をつとめる地域政党「減税日本」と特別友党関係を結んだことも発表された。
しかし、河村市長は「保守」とは対極にあるかのような言動がしばしば世間をにぎわしている人物。陛下に名刺を渡すのはご法度とされているが、まわりが止める中、無礼にも自身の名刺を渡したことは有名な話だ。また、来名された殿下(現陛下)に「握手してもいいきゃ」といって握手を求めたり、失礼な言動を繰り返したりするなどの非礼の数々は、とても保守とは思えない。また、「マイナンバーは国家による管理だ」と言って反対するなど、その言動は日本共産党に通ずるものがある。
すでに「保守の論客」である高須クリニックの高須克弥先生も「僕は義理と筋を違えた人情のない友達とは絶交します。バッサリ。さようなら。なう。」とコメント。「日本保守党」は設立から爆弾を抱えた形となってしまった。
ただ問題は今後の河村市長の動向。百田氏にとっても河村市長による党の混乱を相当警戒していることは想像に難くない。現時点では河村市長が衆議院選に出馬するとはとても思えないがどうなる?
横井利明