「矢臼別演習場のど真ん中」住人の二部黎さんが亡くなりました。葬儀を執り行わないよう遺されたのは、仰々しさを遠慮した二部さんらしい別れと感じました。静かに偲ぶことにします。
矢臼別に住まわれて、静かな環境が創作活動にもいいんだよと話をうかがいました。平和盆踊りだけでなく、別海町での街頭宣伝にも駆けつけては激励くださいました。いつも穏やかで、包み込むような笑顔が忘れられません。あらためて、心からお悔やみを申し上げます。平和への願いを、しっかり引き継いで力を尽くしたい。
今日は札幌市中央区へ。「共産党を知るつどい」では、ずばり入党を訴えてくださいとのことで、日本共産党の政策と綱領、過去の誤りとともに克服してきた歴史、仲間とともに社会を変える喜びを、たっぷり話させていただきました。
「この間、知り合いから『共産党は暴力革命の党でしょ』と言われて、うまく答えられなかった」と、後援会員さん。旧ソ連と手を結んだ分派によって暴力革命の方針が持ち込まれた歴史(「50年問題」)は、忘れてはいけない痛苦の歴史なのです。それを乗り越えて築き上げた綱領と、民主と集中を両立した組織運営があったからこそ今の党があります。この間、除名された元党員について「だって綱領と違うことを、しかも党の外で言ってるんだから、私は(除名が)当然だと思う」とも語られ、今日の「つどい」でスッキリしたとのことでした。
イスラエルのガザ攻撃、北海道でのバス運転手不足、市民と野党の共闘についての今後など、次から次へと疑問や不安が尽きません。それだけ行き詰まった岸田政権であり、自民党政治なのです。とりわけ新自由主義政策で苦しめられてきた北海道から、変化のうねりを広げたい。
つどいに先立ち、中央区実行委員会による「市民と野党の共同大街宣」にも参加して訴えました。私の前にマイクを握った村上ゆうこ札幌市議が「この後に、日本共産党の畠山和也元衆議院議員と立憲民主党の道下大樹衆議院議員がお話をします」と紹介していただき、ありがたく感じました。私も「村上ゆうこ市議にご紹介いただき、恐縮です。この後に道下大樹衆議院議員がスピーチします」と、お返しに一言。野党が力をあわせれば勝利できることを、徳島・高知の参院補選であらためて証明されました。党が違えば理念や政策が違うのは当然で、だから一致点を積み上げることが大事なのでは。
道下衆議や私に声をかける道行く方もいて、今の政治をどうにかしたいと思っている方にとって、共闘は希望なのだとも実感しました。つながれば必ず社会も政治も変えられます。
【今日の句】積み上げた 平和の意思を 実らせよう