我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
現在会期中の千葉県議会では複数の事案について審議・議論が白熱しており、昨日の健康福祉常任委員会は1日で終わらず、明日も開催されることになっています。
我々の会派も連日、会派で協議をしながら質問をアップデートしたりと睡眠時間を削りながら議会に集中しています。
また本日は「千葉県多様性尊重条例案」が付託されている総合企画企業常任委員会でした。
大変重要な審議となることから、私も傍聴へ。
多くのマスコミが駆け付け、傍聴者は抽選に。
議員も11名が傍聴。
結果として、可決すべきが多数を占め、自民党の1委員のみが反対し(他の自民党所属委員は賛成)、委員会では「条例案は可決すべき」となりました。
我々の会派としては今定例会中に勉強会、委員会質疑、総合企画部長への要望書など、ありとあらゆる形で行政へ働きかけや意見を申し上げ、理念条例でありつつも、この条例に則って施策が展開されることからも、今後の施策の策定・実行にあたっては県議会への丁寧な説明や協議を要望しました。
昨日、総合企画部長との協議にて了解を得た上で、本日の委員会質疑を経て、我が会派は委員会で賛成としました。
総合企画企業常任委員会所属の我が会派の石川委員からは条文からは読み取りにくい含意などを県民に丁寧に説明していただきたいことなども委員会質疑にて要望しました。
私・水野ゆうきという政治家として、また会派の代表という立場として、後援会役員の皆様やマスコミの取材に対しては、骨子案制定までの経緯を含め、条例制定について様々な懸念を示してきた自民党中心に協議されてきた内容となっていることから物足りなさが見受けられる骨子案になっているにも関わらず、リベラル系の政党は賛成をしていることなども含め、根本的に本来あるべき政策的議論とズレてしまっていることなどについての懸念をお話しています。
だからこそ、委員会ではこの理念条例の目的・意義を確認する意味でも、この条例により県民に何を期待しているのか、制定により千葉県のどういった課題が解決されるのか、という原点に返った質疑を我が会派(石川りょう議員)は行いました。
我が会派としては、今定例会の間に様々な動きを行い、条例を策定する意義や目的と本来すべき議論と今後の具体的施策展開にあたっての手法を行政側としっかりと議論・協議を行うことができたと思います。
千葉県議会では自民党会派内でも賛否が分かれるという議案等が出始めておりますが、それぞれの議員が自分の信条や政策、選挙区の地域事情等を抱えながら選挙によって選ばれているわけですから、それこそ時代の流れとともに価値観等も多様化し、すべての議案の賛否を会派で一致させるという会派制は二元代表制の中ではだんだんと困難になってきていると感じています。
その証左に、千葉県議会では複数で会派を組まない一人会派や会派無所属議員が増えているのだろうと感じます。
その中でも、数は力となる側面が強いのが政治です。
考え方などの方向性が一致している議員仲間とともに、知恵を出し合い、引き続き、切磋琢磨しながら今議会も全力で取り組んでまいります。