今日は網走市へ。松浦敏司・村椿敏章の両市議と訪問・懇談や街頭宣伝、「語るつどい」など、びっしりと市内を駆けまわりました。網走市の課題も聞き、自民党政治の転換が必要と痛感です。
子育て中のお母さんたちとも、語り合う機会がありました。仕事が長くて家族団らんの時間がないこと、学校に行かない子どもたちへの支援など話が尽きません。子育てにかかわる苦労や要求を出し合う機会は大切だと実感です。「自分の子育てはこれでいいのか」と悩んだり、他人と比べてしまったり、忙しさのあまり子どもに厳しくなったりすることはないでしょうか。だから語り合う場が必要だし、それが労働時間短縮など政治や社会を変える力にもつながっていくはずです。
「このまま日本は下がっていくようで、やばいと思う」との声も。経済の話ではなく、くらしの土台から崩れていく危機感です。
そして共通するのは、子どもたちが自分の夢や希望を諦めないでいいような社会。お金のことで自分の可能性や選択肢を狭めるようなことがないように、私もいっしょにがんばりたい。東京大学が、来年度の授業料を10万円以上も引き上げると発表しました。それほど東大が経営に厳しいとは思えませんから、全国の大学で横並びに引き上げさせる、政府の意図が働いているかもしれません。
「やばいと思う」と述べたのは、ヨーロッパ居住経験がある方でした。大学の授業料が無償であるのを始め、働きづめでなく家族の団らんを大事にする労働環境であることと比べたら、日本は「やばい」ということなのです。
さらに日本が世界水準から遅れている1つが、気候危機対策。流氷硝子館の軍司昇工房長が、危機感から製作の際の発電・発熱にまで対策を講じ、その価値を持つ硝子製品が利用されている話もうかがいました。これだけの努力も、民間で進められているのです。豊富な魚介類が水揚げされる網走市ですが、マスやウニなどの漁獲量がかつてより減り、ホタテ稚貝も厳しいと言います。海水温上昇に関係してると思いますが、政府の危機感や本気度を問うていきたい。
北海道に日本共産党の議席を必要とする意義を、あらためて感じた1日でした。
【今日の句】学びさえ 自己責任の この国か