命と健康を守る政治に

 高額療養費制度の見直しは、今年8月からの引き上げを予定通り実施したいと石破首相。維新が要求する社会保障費削減も、予算案賛成と引き換えに盛り込まれます。自民・公明・維新が命や健康を脅かすことを、とても認められません。

 当事者の声も聞かず、負担増ありきで進めてきた高額療養費制度の見直し。再検討の必要性を認めながら来年度は実施したいという、そんな言い分があるでしょうか。

 維新に至っては、医療に市場原理を働かせて医療サービスを提供するとしながら、人件費の適正化は断行するという矛盾。どれだけ地域医療が深刻か、まったく理解できていないのではないか。

 昨日、全医労が国立病院機構に対してストライキを実施しました。賃上げ要求にもゼロ回答に対し「医療従事者は軽く見られているのか」との訴えが、胸に響きます。

 命と健康を守る最前線にいる職員らの、この声を正面から国も受け止めよ。患者負担増の撤回と、軍事費などを減らして社会保障予算の拡充を。強く訴えたい。

 北海道は、2月を「しんぶん赤旗」増勢で締めて3月を迎えました。ご購読とお広めいただき、ありがとうございます。

 【今日の句】首相には ナースコールが 聞こえぬか

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畠山和也
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