今日は宮城県へ。現職教員も参加された後援会主催の「教育と未来を語るつどい」を仙台市で、また町議選を控える柴田町・大河原町での「新春のつどい」にと駆けまわりました。入党される方、「しんぶん赤旗」を購読される方などもいて私も元気をいただきました。
「教育と未来を語るつどい」は、宮城教育大学の先輩・後輩はじめ会場いっぱいの50人超も参加いただきました。私から国会情勢とともに、1月30日に発表された党の政策「このままでは学校がもたない−−『教員残業代ゼロ制度』の廃止、授業に見合った教員定数を」も紹介しました。私が教員を勤めたのは30年前でしたが、当時より学校が忙しい。教員も子どもたちも心身ともに追い詰められてきた結果、精神性疾患による教員の病休者は7000人超(2023年度)となり、小中学生の不登校は34万人超にも激増しています。
私の話の後にグループごとの意見交換だったのですが、切実な実態が次々と出されました。「校務で情報担当となり、自分でも矛盾を感じながらICTを推進している」「産休を取るのに代替教員が見つからず、休むのが申し訳ないとの思いに」「とにかく教員を増やしてほしい。忙しすぎて元気が出ない」など、話が尽きません。
大元には教員を働かせ放題とできる給特法の問題があるし、教員の基礎定数を増やそうとしない国の姿勢があります。教育予算が少なすぎる一方で、軍事費は聖域とされて青天井状態です。ここにこそメスを入れて、学校の余裕を取り戻したい。
お互いの話にうなづきあい、私の訴えにも「そうだ」の合いの手が入る熱気あるつどいに。それだけ教育現場を良いものにしたい、もっと良い教育実践をしたいという熱い思いの現れです。私もしっかり、この声を届けていきたい。町議選を控える柴田町(広沢まこと町議)・大河原町(万年たか子町議)も、両町議の再選をめざして多くの方が駆けつけてくださいました。広沢さんは東北福祉大学を卒業した後、青年運動に取り組むなかで私もお世話になった間柄。久しぶりの再会自体を喜びあいました。
大河原町は、万年たか子さんが10期目をめざします。住民のみなさんと声を上げ続けてきた学校給食費の無償化がようやく実現し、今日も「声を上げれば行政は動くと自信になった」など、喜びの声も上がっていました。一方で、農家や介護職員の減少など、この町で安心してくらし続けられるだろうかと不安も次々と出されました。移動中に見えた田畑では、確かに耕作放棄地も目立ちました。万年さんが昨日に話した農家も、機械の購入も高額のため支払いに苦労をし、いつ農業をやめるかわからないと涙ながら訴えたそうです。
命の源である食料を生産している農家が先を見通せず、日本の食料と地域社会の維持は、どうなってしまうのか。今こそ農林水産予算を増やそうと、くりかえし訴えていきたい。「窓から見える耕作放棄地に、本当に寂しくなってくる」との一言を、しっかり胸に刻んでがんばりたい。
【今日の句】子どもらと 向き合う時間を 先生に
もっと良い教育がしたいから
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