党釧路市議団主催の、釧路湿原とメガソーラーに関する「集い」。立ち見が出るほどの参加をいただき、ありがとうございました。市の条例についての詳しい報告や、湿原と希少動植物の保護への課題も聞き、学び多き「集い」となりました。
日本エコロジー社による事業を機に市民からの声が高まるなかで、市議会も全会一致で可決された条例。石原篤・釧路市市民環境部長が、財産権などの課題があるなかで可能な限りの規制にした点や、希少動植物の保護も含めた釧路ならではの内容になったと報告されました。NPO法人トラストサルン釧路理事の杉澤拓男さんは、個人的意見として、国立公園の範囲拡大をと提案。市街化調整区域を定めた経過にも触れて、専門家の果たす役割と市民世論の喚起にも言及されました。
参加者からの発言・質問も、切れ目なく続きました。ゾーニングの取り組み、釧路市音別地域でのメガソーラーの現状、原野商法で手にした土地の扱いなど、提案も含めた内容にお2人が答えられて、いっそう深まりました。
党の考えと今後の取り組みについて、党市議団の活動や参院選政策などを交えて私から報告。再生可能エネルギーが進む欧州では、規制の面でも学ぶべき内容があることなどと比べ、国が取り組むべき課題について強調しました。ラムサール条約に登録された時のような市民世論の盛り上がりを、との感想もいただきました。いま問題となっている北斗地域とは別地域の事業は、オジロワシの生息地であることがわかり事業「廃止届」が出されたと言います。カギは市民の声の広がりと実感です。
終了後には市内の支持者などへあいさつにまわり、3人の方が赤旗日曜版を購読。参院選で購読を止めた方が「地道にがんばってほしい」と、再購読されるという嬉しい出会いも。
この声に応えて、地域密着の姿勢でがんばります。
【今日の句】合意なく もうけ優先 見直しを
湿原と希少動植物を守ろうと
