誰の命も平等に守って

 命と健康を守る政治へ。今日は「国の責任で医療と介護の充実を求める北海道集会2025」(主催・実行委員会)に参加しました。基調報告、高額療養費をテーマにしたシンポジウム、各団体の発言を聞きながら、本当に政治を変えなければと痛感しました。

 前回の開催は2023年。コロナ禍を経て、医療や介護の重要性を再確認した年でした。今回のテーマは「高額療養費制度の負担額引き上げは困ります!」です。

 基調報告は実行委員長の小内浩さん(道民医連事務局長)から。医療・介護負担増が目白押しのなか、経済的事由から受診できず「手遅れ死亡」となった事例も紹介し、「憲法を守り活かし、医療・介護の充実を」と呼びかけました。

 シンポは医療の現場からとして行沢剛さん(勤医協中央病院ソーシャルワーカー)、患者団体として大黒宏司さん(日本難病疾病団体協議会代表理事)が発言。行沢さん自身の収入で計算すると、高額療養費の負担は月3万円も増えることや、無料低額診療制度だけでは命を守れない限界を話されました。

 大黒さんは、あらためて高額療養費制度の概要と議論の経過を説明され、患者の受診抑制を狙いとした上限額引き上げだと告発。「命にかかわる大きな問題だ」とともに、現役世代の保険料軽減とセットで議論されていることに「分断する政策はやめてほしい」と述べました。

 「バイオ製剤など使えなくなる。今の薬で体調が整えられ、仕事も続けられているのに」(リウマチ友の会)、「ひどい乾癬で精神性疾患まで発症した人もいる。高額療養費は大事な問題」(乾癬の会)と、切実な訴えが胸に響きました。命にかかわる重大問題と再認識です。

 医療や介護の現場の実態などの発言も本当に深刻でした。このままでは、安心して生きる土台そのものが壊れてしまう。私から党を代表して一言あいさつしましたが、国民が分断させられる状況のもと、今日のような集会も通じて連帯を広げようと呼びかけました。

 社会保障は、年齢も性別も関係なく、誰の命も平等とするのが基本のはず。何より憲法には基本的人権として定められています。国民を分断して社会保障改悪を進める自民・維新の進め方自体が、本当に許されない。

 昼間は札幌市北区で「語るつどい」や街頭宣伝にまわりました。社会保障だけでなく物価高にしても外交問題にしても、高市政権に任せられません。「お店にリーフレット置いてもいいよ」と嬉しい話もいただきました。引き続きがんばりたい。

 【今日の句】切り捨ての 冷たい政治 変えなくちゃ
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畠山和也
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