暴政など許さない

 この怒りを、政府・与党は甘く見るな。コロナ禍で苦しんでいる国民より、検察庁法改定案を優先して強行採決など絶対に許さない。やるべきことが違う、やること自体が違う、やる中身自体に怒っている--。

 わずか1週間のうちに、ツイッター上のデモが大きく広がり、インターネット審議中継は閲覧が一時不能になるほどアクセスが集中し、検察OBが異例中の異例ともいえる反対の意見書まで出しました。推進する政府・与党が、国民に包囲されているのです。

 「フランスの絶対王政を確立し君臨したルイ14世の『朕は国家である』との言葉を彷彿とさせる」。検察OBの意見書は続けて「政治思想家ジョン・ロックは『法が終わるところ、暴政が始まる』と警告している」とも強調しました。歴史上の人物の言葉が、こんなに重みを持って迫ってくるなんて。

 それほどの問題であることを、安倍首相は理解できているでしょうか。この間の質疑でも、恣意的な運用を防ぐための基準は明らかにされませんでした。安倍首相が、いくら心配などないかのように言っても、その根拠はないのです。こんな暴政に、国民は「おかしい」と何度言ってきたことか。

 コロナ禍で、これまでにない多くの方が苦しみのなかにいます。安倍政権が保身と民主主義破壊に突き進むことに、本気で国民は怒っています。採決など許さない世論を、北海道でも広げたい。ぜひ、ご家族や知人・友人との会話のなかで話題にしていただきたいです。

 【今日の句】どれほどの 苦難と怒り 知ってるか
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畠山和也
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