苦境の中小企業を支えて

 今日・明日と岩渕友参議院議員の調査に同行です。今日は札幌市商工会議所、味噌や醤油でおなじみの福山醸造、北商連(北海道商工団体連合会)へ。コロナ禍の影響も抜け出せないなかで物価高騰が襲い、融資の返済期限も迫る「三重苦」。その実態調査に、岩渕議員が来道した次第です。

 札幌市商工会議所は東京・大阪に次ぐ3番目の会員数を要し、その多くが中小企業。飲食・サービス業や観光関連業も多い。先の見通せない状況に「御用聞き運動」としての相談活動などを、親身に進めてきたといいます。

 来月からは市商工会議所としての利子補給策もおこなうとのことで、事業者と地域経済を支えるための必死さが、ひしひしと伝わってきました。相談活動を続けてきたみなさんだけに話も具体的で、国からも見合った支援を強めなければと痛感しました。

 製造関係の現場もと、福山醸造に足を運びました。大豆とともに醤油製造に大事なのが小麦ですが、福山醸造さんは道産小麦100%。外国産小麦が高騰した影響で道産小麦も高値安定となったほか、発酵には半年~1年かかるため温度管理の燃料費なども負担が重くなっています。

 同時に、「ぜひ実業に光を当ててほしい」と話も心に残りました。機械に置き換えられない職人の世界は、中小企業としての魅力でもあります。人口減少が続くもと、各地で技術が引き継げられない実態もあるなかで、ものづくりの大事さも広げなければ。

 北商連では、さらにリアルな現状が。申請書類などの書き間違いが多くなっていて、そのやりとりから「精神的な不安が増えている」との一言は、多くの相談を受けて来たからこそ。経営の不安ではなく精神的不安とは、仕事と生活が密着している中小・零細業者、自営業者ならではです。

 両親が食堂を営んでいた私にとって、その不安や実情は他人ごとではありません。インボイス導入による心配も次々と出されました。これまでの延長線上の経済政策ではダメで、消費税減税・インボイス中止のように、これまでと違う次元の手を打たなければいけないと強く確信。

 明日も中小企業団体を中心にまわります。

 【今日の句】消費税下げて インボイスはやめて

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畠山和也
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