労働者後援会のみなさんとの宣伝で元気をもらい、今日は道農政事務所や石狩市商工会議所などへ。予想最高気温は10℃超だったのに風が冷たい! 春にはもう少し、という感じの札幌です。
新型コロナウイルス感染防止のためか、朝の出勤者もいつもの半分くらい。テレワークや時差出勤のためでしょうが、休業せざるを得ない職場もあるのなら心配です。後援会の三上友衛さんや鈴木緑さんも、医療現場を支えることや商売・雇用を守るために政治が力を発揮するべきと訴えました。現場を知るみなさんの言葉は重い。
道農政事務所では、玄関や会議室に花が飾られています。全体の出荷数から見れば微々たるものですがと前置きされつつ、「卒業式などへ花が出荷できなかったことに、少しでも力になれればと購入したものです」と所長さん。写真でも飾られているのがわかるかと思います。
新型コロナウイルスには、農水省として北海道現地対策本部を設置しています。まず手掛けたのが、感染予防や発生した場合でのガイドライン作成でした。酪農家向け、水田・畑作等農家向け、卸売市場向けなどのほか、林業・漁業にかかわるところへと次々と作成しています。大事なことだと思います。
というのも、これまで各分野で話を聞くたびに「対策ガイドラインが欲しい」との要望を受けてきたからです。手洗いや消毒など基本的なことはわかっているし、厚生労働省が出してはいるものの、関係省庁が現場に見合ったように少し手直しするだけでグッと感染防止が身近にもなるのです。「私たちが書くと文書も長くなってしまうので」と、改善前の裏話もお聞きしました。
政府交渉のときにもガイドラインについて各省庁へ要請しましたが、こういう努力が現場には待たれています。1枚のペーパーでも、責任ある行政機関が出すものには重みがあるからです。日本共産党としても「Q&A」を作って制度紹介などしていますが、私たちも1つ1つの行動をていねいにしていきたい。
石狩市商工会議所には、蜂谷三雄・三崎伸子の両市議が同席してくださいました。すでに商工会議所として石狩市へ、感染拡大防止とともに、▼市税や公共料金等の納期延長、▼市独自の融資制度の要件緩和、▼イベント・宴会中止などに伴う損失への支援、▼地域に元気を取り戻すための「バイ・いしかり運動」--などの「緊急提言」も提出しています。
「ともかく時間との勝負です」と加藤光治専務理事。まず3月を乗り切るだけの資金繰り対策の迅速化・簡素化は、与野党を問わず共通して要望しているものです。日本共産党としても、国会と連携して力を尽くすことを私からも述べました。
融資面での支援や独自の商品券など、各自治体での努力も始まっています。国みずからの具体化とともに、地方の取り組みもぜひ応援を。こういう声も届けていきたいです。
【今日の句】早く春来ないか いつも思う月