理性的歯止めなき外交になっていないか
今日は終日の会議に、夜は約束していた友人と政治談議。「がんばってよ」と激励もいただき、本当にありがたいです。
今日だけでも韓国への輸出規制拡大や、ロシア・メドベージェフ首相が択捉島を訪問など、外交でも行きづまっている安倍政権。国会での審議を求めても応じようとしない姿勢は、安倍首相が内向きになっている憂慮すべき状況です。とても危ない。
韓国への輸出規制拡大については、志位和夫委員長がこちらの声明を発表しました。元日朝国交正常化交渉日本代表の美根慶樹さんは、今日の「しんぶん赤旗」で「『官邸主導』がいまや『官邸独裁』になっていて理性的歯止めが利かない、‥‥政治的打算から政権浮揚策として打ち出されている。憂慮すべき状況」と述べています。
ロシアとも、日本の固有の領土として位置づけて遺憾を示すところが、抑制的な表現にとどまっている印象です。2島返還で決着をつけようとしたことが逆につけこまれて、ロシアの正式な領土として認めるようにと迫られている格好です。本筋とはかけ離れた交渉で、領土という国の主権がかかる問題でも後退しているのではないか。
参院選の結果でも、自民党は9議席も減らしているのに「国民から信任を得た」と強弁し続けています。事実を事実として認めず、まわりの声も聞けない(まわりも声を出さない)状況ならば、これまで以上に深刻な状況だと思います。早く変えなければいけない。
選挙の機会は先になるわけですから、今は世論と運動を急ピッチで広げるとき。今日の会議でも「運動は待ってられない」と確認しあいました。地に足をつけた活動に、しっかり私も取り組んでいきたい。
【今日の句】内向きの政治は 道を踏み外す