東日本大震災の発生から3月11日で10年が経過した。名古屋市会では常任委員会を中断し、臨時の議員総会を開会。犠牲となられた方々に黙とうをささげるとともに、被災されたみなさまの1日も早い復興を心より祈念申しあげた。
また、発生が懸念されている南海トラフ巨大地震に備え、災害に強いまちづくりに邁進することをあらためて誓った。
さて、現在、南区では津波被害や高潮の発生に備え、河川堤防の強靭化工事が進んでいる。仮に、津波が堤防を越えたとしても、高潮が堤防を越流したとしても堤防が崩落しなければ、甚大な被害の発生を抑えることができる。山崎川、天白川ではすでに鋼矢板二十締切工によるしなやかで強い堤防の完成が間近。また、大江川についても全面埋め立ての方向が固まりつつある状況だ。
今後、取り組まなければならないのは、南区各地に広がる木造密集地域における地震に伴う火災の延焼対策。しっかり進行管理しながら最終的な目標である、災害で誰ひとり涙を流さないまちづくり。東日本大震災10年を迎えた今日、誓いを新たにした。