2021年9月4日:パート2 21時過ぎ。NBCニュースを見ながらのブログ。米国東部の記録的な大雨により、ニューヨーク市内で洪水が発生している。次々に飛び込んで来る映像に衝撃を受けた。 国連機関に出向していた3年間、ニューヨークのマンハッタン地区に住んでいた。が、米国最大の都市であるニューヨークの市内でこんなことが起こるなんて、想像がつかない。 カリフォルニア州を襲っている過去最悪の山火事といい、地球温暖化による気象激甚化の影響を、まざまざと見せつけられた気がする。世界にとって、温暖化対策の推進は急務だ。 さて、ここからは国内政治の話。昨日昼の自民党臨時役員会で、菅総理が今月の総裁選に出馬しないと表明。次の総裁レースは、混沌とした状況に陥っている。菅総理がまだ不出馬表明をする前の知事会見で、総裁選挙への姿勢を質された。「知事就任以来、群馬県が最もお世話になっている菅総理の再選を支持する」と答えた。 その際、ある記者から、こんな趣旨の質問が出た。 「万一、知事と親しい河野太郎ワクチン担当大臣が立候補した場合でも、菅総理を応援するということでしょうか?」 こう応じた。 「この2人が総裁選で争うということは、あり得ないと考えています。だから、最後まで菅総理を支持する姿勢を貫きます。ただし、万が一、(それはないと信じていますが)総理と河野大臣が同じ総裁選に手を上げるようなことがあった場合は、本当に困る(悩む)と思います。」 現職総理(現自民党総裁)の事実上の辞意表明を受けて、自民党総裁選が一気に加熱して来た。すでに立候補を表明している岸田文雄政調会長はもちろんのこと、河野太郎大臣、高市早苗元総務相、下村博文政調会長、野田聖子幹事長代行、石破茂元幹事長も、立候補に意欲を示している。 岸田政調会長には、山本一太がキャスターを務めるウェブ番組「直滑降ストリーム」に出演していただいたこともある。真面目で誠実なお人柄だし、政策の知識も実績も申し分ない。次の総理の有力候補であることは間違いない。 高市さん、下村さんとは、旧知の間柄だ。森内閣の時代には、当時の安倍晋三官房副長官を支援する若手議員4名によるグループ「勝手補佐官」(山本、下村、高市、世耕)を立ち上げた際の仲間でもある。 報道によると、安倍晋三前総理が、高市氏への支持を決めたとのこと。安倍前総理の人望や影響力を考えれば、推薦人20名の確保は十分、可能だろう。高市早苗氏には、総裁選という晴れ舞台で、堂々と戦って欲しい。 下村政調会長は、群馬県高崎市出身だ。下村さんにも、ぜひ頑張っていただきたいと思う。もちろん、野田聖子さんのことも、よく存じ上げている。「今回こそ、推薦人のハードルを乗り越えて、総裁選の舞台に立てたらいいのになあ」と思っている。 依然として国民的な人気が高い石破茂氏が総裁選に出馬することで、総裁選への注目は更に上がるはずだ。ここは、石破さんにも、名乗りを上げてもらうほうがいい。 現時点で、自民党総裁選をめぐる動きは、野党が警戒する「メディアジャック」に成功しつつある。それぞれ特徴のある5、6人の候補者が各地で政策論争を繰り広げ、自民党の理念や未続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』