1,000人超え

懸念が現実に...

名古屋市の新規陽性患者数が1月18日、5か月ぶりに1,000人の大台を超えた。

■ 新規陽性患者数(名古屋市)
1月1日(土) 7人
1月2日(日) 10人
1月3日(月) 6人
1月4日(火) 13人
1月5日(水) 31人
1月6日(木) 59人
1月7日(金) 70人
1月8日(土) 143人
1月9日(日) 134人
1月10日(月) 94人
1月11日(火) 55人
1月12日(水) 221人
1月13日(木) 375人
1月14日(金) 458人
1月15日(土) 555人
1月16日(日) 377人
1月17日(月) 483人
1月18日(火) 1,003人

市内の保育園の休園数も54園(1月18日現在)にのぼり、さらに増加する勢いとなっている。また、小中学校においても新規陽性患者が増加しており、ワクチンを打つことができない子どもたちへの感染も広がっている。

また、感染の状況を患者に直接確認してみると、不織布マスクをしていても感染した事例が相次いでいることから、「マスク神話」はすでに崩壊していると考えた方がよさそうだ。

専門家によると、オミクロン株の感染拡大は2月中下旬まで続く可能性があるとの見解を述べる方もあり、ご高齢者の方々、基礎疾患のある方々はさらに感染対策を強化する必要がある。

一方で、私が患者の方5人から聞き取ったところでは、「発熱は1日だけだった。」「風邪と間違えるくらい軽症」「体が少しだるかった」などの声が聞かれたが、いずれも軽症のよう。すでに快方に向かっている。

いずれにしても感染スピードが速く、患者数の分母が急拡大すれば、重症者の分子も拡大し、病床ひっ迫を招く可能性は高くなる。従来の感染症対策では感染を抑えることができないオミクロン株。いかに感染拡大速度を弱めるのかといった「コロナ戦略」が高齢者、基礎疾患のある方々の命を救う。
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横井利明
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