スイミーのごとく

 「父は背が低かったため召集されなかった。もしかしたら今の自分はいない」「自分の子どもを戦争へ送るなど絶対にしない」。今日は札幌で「党を語るつどい」に駆けまわり、平和な国を望む多くの声を聞きました。しっかり胸に刻んで、参院選に挑みます。

 保育士さんらの後援会は、私が行く前に講演されていた写真絵本作家の小寺卓矢さんとの対談となりました。小寺さんは私と同じ年で、共通の知人もいることから親近感が湧き、話が尽きない状況に。小寺さん自身もフェイスブック上で「戦争以外のやり方がある」と掲げ、ウクライナ侵略への率直な意見を発信されています。Tシャツも辺野古に連帯するものでした。

 小寺さんが「新しい憲法のはなし」を読み上げてくださり、あらためて日本の針路を深く考える時だと痛感しました。戦争に進まず、外交で平和国家という国際的地位を占めている国もあるなかで、日本こそ堂々と平和外交を進めるべきではないのか。憲法9条は、遠くカナリア諸島に記念碑が掲げられるほど価値があるのです。

 「勇気を出して発言したいのですが」という方からは、ウクライナ侵略への見方や日本のマスコミのあり方についての疑問が出されました。冒頭に書いた「自分の子どもも‥‥」と発言された方の言葉も重く響き、うなずく保育士さんの姿も。別の保育士さんからは「耳障りのいい言葉についていったら、戦争の方向になっていたなんてダメですね」。まったくです。

 小寺さんは最後に3冊の絵本を紹介してくださり、私は「スイミー」に描かれた世界観の話に胸を打たれました。小さな国々が力をあわせ、平和の方向へ動かしている国際社会と重なるのです。絵本で、その「目」となるのは他の魚と色が違う、真っ黒なスイミー。日本こそ、こういうイニシアチブを発揮する国にしなければと心から思いました。言葉の力は重いのです。

 東区のつどいは宮川潤道議・平岡だいすけ前札幌市議と参加し、ここで冒頭の「もしかしたら」と語る方に出会いました。年金削減の通知も持参していて、今の岸田政権に本気で怒っていらっしゃいます。「投票率を上げて共産党を増やそう」との呼びかけに、私も心から賛同しました。

 パートナーさんがケガのため入院し、代わりに来られたという女性は物価高騰はじめ思いのたけを語られ、帰り際には「共産党さんには、がんばってほしいんです」と声をかけてくださいました。何としても期待に応えたい。

 夕方には紙智子参議・佐々木とし子比例予定候補と合流し、故花岡ユリコさんの弔問へ。お姉さんやお子さんたちから「私たちの知らなかった妹(母)の話を聞けて、多くの方に支えられていたのだと思いました」とのお言葉がありましたが、支えられていたのは私たちの方。あらためて遺影に、参院選勝利を誓いました。

 【今日の句】つながった 命の重み かみしめる

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畠山和也
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