自問とともに希望も

 「わが青春つきるとも-伊藤千代子の生涯-」。ひしひし伝わる緊迫感で、あっという間の2時間。居住地域で上映会があり、足を運びました。

 ご覧になっていない方もいるので詳しく中身を書けませんが、重い気持ちになるほどの戦前の現実。映画としての演出が幾分あったとしても、当時の情勢を考えれば大きな違いはないはずです。そう考えるほど、あらためて当時の異様さが胸に迫ってきます。

 多くは辛い内容でしたが、時々に希望を感じたのは不屈性と団結でした。書くのは簡単ですが、それを貫き通した千代子の意思の強さ。同じことが自分にはできるだろうかと、何度か自問しながら映画を見続けました。

 このような不屈のたたかいがあったからこそ、今の私たちがあります。憲法に盛り込まれた平和主義と基本的人権、日本共産党の揺るがない魂、そして人としての結びつき。札幌市内では今の時点で最後の上映でしたが、また見られる機会があれば多くの方に見ていただきたいです。

 当時の反省が、今の政権や自民党にあるのか。そして、この事実を未来にも引き継がなければ。この宿題を多くの方と乗り越えられれば、千代子の志も実現できるのかなと思いました。

 【今日の句】時代超え その志 尽きはせぬ

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畠山和也
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