困難の声を一軒一軒聞いて

 党の「緊急提案」をもって森つねと道議予定候補と、札幌市中央区の商店街を訪ねました。コロナ禍に物価高騰、インボイス導入への不安や不満が相次ぎました。「やっぱり共産党を伸ばさないとダメだね」との、ありがたい激励もいただきました。

 大通のような中心街だけでなく、小さな商店が並ぶ通りも多いのが中央区の特徴。しかし、そのような商店が消えてマンション建設が増えてきていると森さん。昔ながらの人づきあいが薄れていくのは寂しいものですね。

 ある理髪店に入ると、店主さんは北海道の「事業継続緊急支援金」のパンフを手にしていたところ。前にも党事務所に問い合わせをしたことがあり、「申請方法がよくわからなくて、ちょうど共産党に連絡しようと思っていたところだった」とのことでした。

 この支援金は、①コロナ禍前との比較で月の売上げが20%減少、②原材料等の単価が比較する月で高騰した、という2つの要件を満たせば中小・小規模事業者で10万円、個人事業者で5万円が給付されるというもの。以前にも支援金を申請してるので、そんなに難しくないのではと思いきや、問題は②の要件だったのです。

 高騰した原材料等は、前年と今年とで同じものでなければなりません。道のパンフによれば、例えば昨年は上白糖50kgを仕入れ、今年は10kgの場合でも対象となります。しかし、日本酒だったら昨年が大吟醸、今年は本醸造の場合は対象になりません。この理髪店でも、整髪料はじめ1年で品物が入れ変わることがあるといいます。比較できないため、対象から外れてしまうのです。

 2つの要件を満たす必要があるので、①の売り上げ減少だけでは給付金はもらえません。店主さんは「申請するなと言ってるようなものだな」と、思わず苦笑。この支援金の受付は12/23まで延長されているのですが、きっと同じような問題を抱えて申請件数が思ったより少ないゆえの延長ではと思われます。

 別の酒屋さんでは「インボイス制度が、何が何だかわからなくて」と困り顔。今のところ取引相手との関係では心配ないそうですが、「このまま政府は進めるんですかね」と再び困り顔。森さんや私からインボイス中止の声が広がっていることも紹介して、共産党も力をあわせる旨を述べました。

 燃油高騰の影響が大きいだろうと、道公衆浴場業生活衛生同業組合にも足を運びました。今月に事務所移転とのことで、あいにく引っ越し準備中でしたが「緊急提案」を受け取ってくださり、あらためて懇談の機会をと話もいただきました。どんどん足を運んで、党の政策を届けていかねば。

 【今日の句】政党に 助成金なら ドンと出し

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畠山和也
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