検察人事へも怒りの声

 宣伝などで朝・昼・夕と街頭に立ちましたが、厳しい寒さが続く北海道。街ゆく人の足取りも早いのですが、立ち止まって声をかけてくださる方も。「畠山さんでしょ。聞きたいことがあるけど、いいですか」とは、昼の原発連の宣伝のときでした。

 この方いわく「あの定年延長って、法律違反じゃないの?」。2月8日に定年年齢となる黒川弘務・東京高検検事長の定年を延長すると、政府が閣議決定したことへの疑問と怒りでした。報道によれば、次の検事総長に黒川氏をと官邸が希望しているとのことです。

 なぜ黒川氏か--官房長や法務事務次官として内閣を支えたことへの論功行賞や、検事総長人事にも聖域なく介入するという強い政治姿勢の表れなどと推測も流れています。いずれにしても異例のことで、定年を定めている検察庁法に反するのではないのか、という疑問なのです。

 これまでも政界の汚職や腐敗に厳しく切り込んできた検察は、政治から独立した存在であるべき。このような人事は、安倍政権による政治の私物化そのものです。今日の国会では立民・山尾議員が質問したようですが、法律に反するようなことを平気でおこなう政権など本当に許されない。

 森法相は定年延長の理由を「重大かつ複雑、困難な事件の捜査、公判に対応するため」で、国家公務員法にもとづく措置としていますが、複雑で困難な事件とは何かを示しもしませんでした。違法・脱法の疑いが強い定年延長なのです。

 「本当に今の政治はひどい。応援しているから今度はがんばって」と激励までいただきました。原発の話は一言も交わしませんでしたが、ともあれ安倍政権へのでたらめさに怒りが強まっていることを肌で感じました。期待に応えられるよう、私もがんばらねば。

 夕方は「北の鉄路存続を求める会」の宣伝と「いちの日」行動。あいにくの雪でしたが、10年ほど前の「いちの日」行動ではこれ以上の降り方だったことを私が話すと、国鉄闘争を経験してきたSさんからは「今年で『いちの日』行動も30年目となりました」とも。これほどの雪には負けられないんですね。あらためて「いちの日」行動の歴史の重みをも実感しました。

 【今日の句】もうガマンしないと 声があふれだし
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畠山和也
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