今こそ憲法に立ち返りたい

 今日で終戦78年。紙智子参議院議員・長屋いずみ札幌市議と、今を「新たな戦前にしない」との決意を込めて訴えました。岸田政権の大軍拡方針が反映してか、道行く方も耳を傾けているように思いました。

 ポツダム宣言を受諾した15日以降も、占守島では旧ソ連軍からの侵攻を受け、9月にかけて国後島・択捉島・色丹島・歯舞群島までも不当に占拠されました。22日には留萌沖で小笠原丸など3隻の船が攻撃を受け沈没、約1700人の命が奪われています。

 南方戦線へ送られた兵士で終戦のことを知らされず、15日以降に亡くなった人もいたかもしれません。日本兵で亡くなったのは餓死者が多く、とにかく前へ前へと命じられた結果なのです。本当の意味での終戦は、一人ひとりでも受け止めは違うかもしれません。

 戦争の悲惨さを語らず亡くなった方もいるだろうし、負傷者を助けられなかった無念さや、自分だけが生き残ったことを罪のように感じた方もいました。そんな戦争の現実を見れば、自民・麻生氏の「戦う覚悟」が必要だという発言は、あまりにも無責任ではないでしょうか。

 そんな岸田政権と自民・公明に加え、維新と国民民主が大軍拡へと突き進む今の国政。政治家の役割は戦争へとあおりたてるのではなく、粘り強く外交努力の道をひらくことです。北海道から、そのための議席を勝ち取らせてほしいことも訴えました。

 憲法前文には、最後に「日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う」とあります。崇高な理想と目的とは、政府の行為によって再び戦争の惨禍を起こさないこととともに、国民主権や恒久平和、そして世界的にも平和のうちに生きる権利を守ること。

 その達成へ「全力をあげて」と、私たちに求められています。この憲法を活かした日本へと、新たな決意でがんばりたい。

 【今日の句】何度でも 戦争反対 また明日も

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畠山和也
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