こうして積み上げる民主主義

 市民主体の実行委員会による「憲法とくらし チカホフェス」も、今回が7回目。「国会議員とおしゃべり」コーナーに、元職として参加させていただきました。こういう語り合う機会は大事ですね。

 私の時間帯のテーマは「くらし」。私から物価高騰のもと賃上げや年金引き上げ、教育費負担の軽減を進める日本共産党の政策を紹介した後に、ざっくばらんな「おしゃべり」となりました。

 「私学に通って、学費の高さを痛感しました。妹たちの進学もあるし、返さなくていい奨学金を」「高校生の子がいます。毎月5万円の出費が厳しい」。家計も大変ですが、子どもたちの学ぶ権利を脅かす、教育政策の貧困こそが問題です。

 「賃上げが必要な今こそ、労働組合の力が大事」「公的な支援で賃上げできるところから」と、積極的な意見も続きました。やればできるのですから、あとは政治の決断です。私も声にしていきたい。

 再生可能エネルギーの考え方についての質問もありました。乱開発・自然破壊や住民合意なき事業は、再エネだって認められません。石炭がエネルギーとされてきた時から、北海道は奪われっぱなし。省エネへの誘導や、社会的議論が必要ではないかと述べました。

 他にも公共交通や人口減少問題、インボイスの問題点などが話題に。あっという間に1時間半となりましたが、終わった後にも「名刺をくださいよ」と声がかけられたり、関心ある方は多くいると実感。

 語り合う場面に政党や政治家がいることで、民主主義が強くなる。岸田政権のひどさがハッキリしてる今こそ、どんどん野党が新しい道を示していく時。市民の声が高まることも大事です。

 フェスは冬季五輪招致やフードロスについてのシール投票、抽象画やパネル展示など、多彩な取り組みに足を止める方も次々。草の根からの民主主義を実感した1日でもありました。

 【今日の句】つぶやきが 社会を変える 入口に 

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畠山和也
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