もっと国会に議席があれば

 日本共産党はガザ人道支援募金に取り組んでいます(こちら)。全額を国連児童基金(ユニセフ)へ届けます。朝の定例宣伝でも呼びかけると、応じてくださる方の姿がありました。犠牲が相次ぐ報道を見るたびに、私も胸を痛める毎日です。できる限りのことをしていきたい。

 国連では「人道的休戦」を求める決議が、121ヵ国の賛成で採択されています。日本共産党も歓迎していますが、日本政府が棄権したというのは解せません。今日の衆院予算委員会で宮本徹議員が問うても、岸田首相から明確な理由は聞かれませんでした。

 宮本議員が他に質問したのは、非正規雇用や男女賃金格差の解消について。自治体での会計年度任用職員は、職務内容は継続したものであるのに、いったん雇用が切れるというのは理不尽です。男女賃金格差も、他国では是正ソフト開発と普及があると宮本議員が提案したのに、慎重な答弁にとどまりました。

 ケア労働者の賃上げにともない、医療・介護・報酬の改定についてもただしました。「そもそも総理には賃上げが必要だとの認識はあるか」との質問に、一般的な答弁で切迫さを感じられなかったのは私だけでしょうか。

 宮本議員は他に、年金の実質可処分所得の目減りや、75歳以上の医療費負担を2倍化してから受診抑制が起きている事実などを示しました。政府が「年金年収200万円の方には余裕がある」と強弁して進めた2倍化でしたが、実態はそうじゃない。さすがに総理も同じ答弁は、もはやできなくなってしまいました。

 たくさんの課題を短時間で質問をしているのを見て、もっと日本共産党の議席があれば時間が長く取れるのにと痛感です。私が現職だったときは衆議院議員が21人で、今日のような予算委員会では倍の1時間ほどが割り当てられました。1つの問題を、さらに深く掘り下げて追及することもできるのです。

 北海道での議席回復へ、私もさらにがんばらねば。

 【今日の句】何度でも 命奪うな あきらめず

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畠山和也
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