社会は必ず変えられる

 昨日からの中央委員会総会を終え、これから北海道へ戻ります。世界も日本も必ず変えられる、その展望が見える党大会決議案を採択し、来年1月の党大会まで全党討議となります。国際情勢と国内政治、党づくり、未来社会への展望・党の100年と盛りだくさん。全文は党のホームページにて、ご覧ください。党員には、1人ひとりに決議案が届きます。

 前大会は2020年1月で、綱領改定が大事な議題でした。ロシアや中国で大国主義・覇権主義が強まっていることを警告し、国連憲章にもとづく平和の国際秩序を求めました。イスラエルによる地域覇権主義の現れと合わせて、国連憲章と国際法にもとづく団結こそ解決の道と、今回の決議案でも強調しました。

 米国が中国と対立し、日本も米国いいなりに軍事大国化していいのか。ASEANの努力とあわせ、憲法9条をもつ日本が果たす外交努力こそ。党も4年間で独自の野党外交を続け、連帯の輪を広げてきました。ぜひ決議案でお読みください。

 国内では、岸田政権と自民党政治のゆきづまりは言うまでもなし。大元から変える「経済再生プラン」を実現するためにも、もっと力をつけようとの議論になりました。政党として責任ある財源提案を打ち出したのも、日本共産党らしい点だと知ってほしい。

 ジェンダー平等や子ども、障害者・外国人・先住民など人権分野は、報告した田村副委員長も力が入るほど。世界でも日本でも運動が高まり、政府が動かざるをえない状況もつくられています。世界で「女性の世界史的復権」とも呼ぶべき時代を迎えているなか、遅れが著しい日本を変えていきましょう。

 最も議論が集中したのが党づくりでした。そもそも社会を変えるのは少数精鋭でなく多数者で、階段を一歩一歩あがるようにというのが党の方針。支配者側からの妨害や抵抗もあるなか、国民多数の力を合わせるうえで、政治的に強く大きな党が必要なのです。

 党がバラバラでは力にならないし、支配者側が喜ぶだけ。民主集中制を組織原則にしている意義が、ここにあります。決議案の全党討議でねりあげるプロセスは、党として発展する機会でもあります。民主集中制の生きた姿を、この機会に多くの方に知ってほしいですね。

 世界で貧富の格差が広がり、気候変動が深刻化するなかで、資本主義そのものが問われています。日本共産党がめざすのは、利潤第一・浪費型経済を乗り越えることで労働時間を抜本的に短縮し、「人間の自由」が開花する社会。この点も広げなきゃ。

 私が入党した1991年は、旧ソ連・東欧の崩壊が相次いだ激動の時期。共産主義は終わった、資本主義の勝利だとのキャンペーンも相次ぎました。しかし今や資本主義も自民党政治も、かつてなくゆきづまりは深刻です。あきらめではなく、いっしょにつくることで展望が開かれることを、特に若い世代と語り合っていきたい。

 社会は必ず変えられる。新しい社会への夜明けに向けて、いっしょに力を合わせる仲間を増やそう。その力で総選挙勝利・議席回復へ。新たな決意で、また北海道でがんばります。

 【今日の句】夜明けなら 北海道から あなたから

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畠山和也
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