言行不一致が過ぎる

 「ルールを守る」なんて所信表明で強調することなのか、これまで地方を壊してきた自民党政治の反省はないのか、裏金の解明には背を向けるのかーー石破首相の所信表明を聞きながら、やっぱりおおもとから変えないとダメだと痛感です。

 今回も「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ること」と、故渡辺美智雄氏の言葉を引用されました。それなら裏金事件の全容解明や統一協会との癒着を明らかにすべきと思ったのは、私だけではないはずです。

 地方創生には分量を割いたものの地方の自己責任がにじむ内容で、人口減少も「若者に選ばれる自治体に」と、国としての責任は棚上げ。地方自治と、国が果たす責任とは違うはずです。

 10/6付「しんぶん赤旗」日曜版では、石破派の政治資金パーティー6年間分で計140万円が、政治資金報告書に記載されていませんでした。「裏金」として処理していた疑いもあります。

 石破派は9月に解散したとはいえ、裏金についての新しい事実があれば調査すると、石破首相みずから言ってなかったか。説明責任を果たすとも、何度も言っていたはずです。

 今日の「しんぶん赤旗」日刊紙でも、石破首相が自民党幹事長の時に政策活動費として17.5億円を受け取っていたが明らかに。使途が明らかにされないことから「裏金の温床」と言われ、これも石破首相みずから「可能な限り明らかにする」と述べていました。

 言行不一致が過ぎるのではないか。石破首相自身の問題であるとともに、裏金議員が党内で影響力を持っていることが反映しています。党として無反省であることが、根本的に大問題なのです。

 表紙が変わっても、やっぱり自民党政治の中身は変わらず。本当に変えるなら日本共産党が伸びてこそと、ぜひお広げください。

 【今日の句】解散を 急ぐ理由が 見え見えだ

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畠山和也
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