どこまで米国に従うのか

 今日は札幌市西区・手稲区へ。外交や野党共闘について相次ぐ質問に応え、私から入党を勧めると「家族と相談するよ」という方も。もう自民党には任せられないのだから、日本共産党は「こう変える」という展望を広げていきたいと思いました。

 どこでも怒りが収まらない自民党の裏金疑惑。しかし岸田首相は、昨日の政府演説で明確な反省もなく、他人事のような内容でした。あわせて重大なのは、憲法改正について「あえて自民党総裁として申し上げれば(9月までの)任期中に実現したい」と述べたこと。

 これだけ国民的支持を失っている政権なのに、改憲をめざすとの表明はあまりにひどすぎる。保守層へのアピールかと報じられていますが、そもそも政府演説でありながら、党首の立場を強調するのは許されるのでしょうか。

 ガザ地区に対するイスラエルの攻撃に、具体的な言及がなかったことには驚きました。一昨日の総がかり行動にて清末愛砂・室工大大学院教授が触れていた、日本政府がUNRWA(パレスチナ難民救済事業機関)への資金供出を一時停止した問題も、これから国会で問われるべきです。

 今日の「しんぶん赤旗」でも、この資金拠出停止で「人道支援が崩壊するのを目のあたりにすることになる」との、国際支援団体の共同声明を報じています。UNRWAが組織的にイスラエルへの越境攻撃に関与したわけではないし、資金を停止することは間接的にジェノサイドに加担することになりはしないか。

 人道支援より、米国に足並みをそろえる日本でいいのでしょうか。冒頭の方も「どうして米国に、ここまで従っていくのか」と、繰り返されていたほど。対等・平等の日米関係に変えるため、日米安保条約を破棄して友好条約にしようというのが日本共産党の立場です。

 今日から各党の代表質問が始まっています。日本共産党は、衆議院で明日1日・午後4時ころから志位和夫議長、参議院では2日・午後1時35分ころから田村智子委員長が質問に立ちます(時間は前後する場合があります)。ぜひテレビ・ラジオなどで、お聞きください。

 【今日の句】また辞任 いっそ全員 辞めたらば

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畠山和也
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