道教育委員会が、2025~27年度の公立高校配置計画案を公表しました。児童・生徒数が減る地域で、さらに高校もなくなることは本当につらい。特産コンブの魅力を伝える教育もしてきた南茅部高校の募集停止(27年度)は、地元で「活力低下が心配」という声が出るのも当然です。近くに通える高校がなければ長距離通学や、見合った公共交通がない場合は下宿住まいなどとなります。その負担が心配となれば、子育て世帯は早いうちから都市部への引っ越しも考えるでしょう。地域での人口減少が加速してしまいます。学校は自然災害時には避難所にもなるし、地域文化・伝統の継承にも大切な役割を果たします。児童・生徒の学びと成長の場とあわせ、社会的な役割も大きいのです。南茅部だけでなく、各自治体や地域住民が地元校存続への努力も続けてきました。何とか維持できる道はないか、地域社会の維持とあわせて力を尽くしたい。一方で厚労省から、昨年の合計特殊出生率が「1.20」だったと発表されました。子育てにかかるお金や競争的学習環境などに、どれだけ親も子どもたちも苦しめられていることでしょう。若い世代や女性の責任ではなく、自民党政治の行きづまりの結果ではないのか。出産はそれぞれの選択であることを前提に、安定的な雇用、生活できる賃金、子育て・教育費用の軽減、ジェンダー平等の実現などが、どうしても必要です。北海道を見れば、社会保障や教育、交通など安心して暮らせる土台の立て直しを急がないと。今日は全道の党地区委員長と定例会議。党の展望や元気な姿を示していこうと話し合いました。【今日の句】学校は 希望を語る 場所だから