だから裏金への怒りが凄まじい

 今日は岩内町・倶知安町へ。倶知安では文字一志町長との懇談のなかで、スクールバス運転手の確保に苦労したことはじめ交通問題が話題に。郡部では、日常生活から成り立つかどうかギリギリの状態なのです。

 加えて物価高騰ですから、岩内町での「語るつどい」では泊村から参加された方も含めて、悲鳴の声が途切れません。「2ヶ月で10万円の年金。支払い分に分けたら、残るのはわずか」「買い物に行っても、これまでの1・5倍」など、岸田首相にも同じ生活をしてほしいくらいの憤り。

 大田勤・岩内町議から「いま岩内町で米を作っている農家は3軒だけ」との発言に、どよめきの声も。「保育や介護は専門職なのに、賃金が低くて辞めていく人がいるのが悔しい」と、現場からの声も重く響きました。

 人が生きるうえで必要な食料や、福祉・社会保障を軽んじる国でいいのか。農林漁業やケアワーク・エッセンシャルワークで生活できなければ、より高い賃金を求めて、若い世代が都市部に出るのも当然です。

 人口減少は若い世代や女性の責任ではないし、地方自治体の取り組みに責任転嫁するのも違う。どの地域に住んでいても、どの職種であろうと、安心した生活を送れるよう政府が責任を果たしているのかが問題ではないのか。

 「マイナ保険証は使っている人も少ない。健康保険証を残せばいいのに」「消費税は、いったい何に使っているの」「国民健康保険税が上がっているのにビックリした」など、堰を切ったように意見や疑問・不安があふれだします。高齢の方から「生きにくい日本になったね」という一言が、すべてを物語っていると痛感しました。

 このような生活や地域の実態に直面すると、自民党の裏金事件への怒りの凄まじさも本当によくわかる。これだけ国民を苦しませておきながら、自分たちは金のことしか考えていないのか。これが多くの方の、根っこの思いではないのでしょうか。

 倶知安町で原田芳男町議と街頭宣伝に取り組むと、車から手を振る方の姿がありました。時事通信の世論調査では、岸田内閣の支持率はさらに下がり16%となり、企業・団体献金の禁止を望む方も52%と過半数に。

 明日はニセコ町・蘭越町へ。地に足つけて、多くの方と語り合いたいです。

 【今日の句】地に足を つける大切 あらためて

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畠山和也
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