今日は札幌市東区で、宮内しおり道2区(比例重複)予定候補と地域懇談会。30℃を超えるなか冷房機器故障という危機を扇風機で乗り越え、敬老パスやマイナ保険証、奨学金などが話題となった熱き集いになりました。先日に訪れた留萌市では、この4月から70歳以上の市民が、無料で市内バス路線を利用できる制度が始まっています。75歳以上の免許返納者を無料の対象にしていたのですが、その制度を拡充するもので、予算額は1277万円。この分がバス事業者の収入にもなるのですから、経営の下支えも期待されます。日本共産党の小沼清美市議が、くりかえし高齢者の移動の保障をと求め続けた結果です。今日も交通や食料への不安が出されていたことから、この留萌市の施策と先日も書いた「コメ不足」の背景から話を始めました。北海道における自民党政治の行きづまりが、目に見える形ではっきりしている分野だと思うのです。鉄路はなくなり、バスの運転手も足らず、どうして地域は成り立つでしょう。農業の分野でも農水省が先日、今夏の猛暑で生乳生産量が減る場合を想定して、バターの追加輸入を決めたと報じられました。飼料代の高騰対策として子牛を処分すれば補助金を出しておきながら、今度は生乳量が足りなくなるとはどういうことか。樽井功・北農中央会会長も「(農家の意欲に)水を差すものにならないか」と、懸念を示しました。生産現場や地方自治体は、やれうる努力を続けています。その後押しどころか足を引っ張るような、地方切り捨ての構造改革路線を必ず終わらせたい。力を尽くします。【今日の句】食料の 市場任せを 抜け出して