紙智子参議院議員の札幌入りに合わせて、お悔やみとお見舞いを申し上げながら豪雨災害救援募金を街頭から呼びかけました。歩いている方の表情からも心配が伝わってきます。これまで同様に、寄せられた募金は自治体などへしっかり届けます。
行方不明の方の安否も心配されます。家が全壊状態の方は、先行きも不安だと思います。コロナ禍で打撃を受けていた業者・業界から「心が折れそうだ」との話も出ていると聞きます。現地では党議員が状況把握と要望を聞いてまわり、志位委員長も防災担当相へ連絡をとって検討と具体化が進められています。
全国からの支援の大切さを、北海道胆振東部地震のときに実感しました。各党の取り組みだけでなく、さまざまな募金などの応援もあるかと思います。被災者と被災地域に、少しでも励みになるように私も力を尽くしたい。なお、日本共産党ホームページでも募金を呼びかけていますので、ご覧になってください。
先だって紙議員とは、北海道勤労者医療協会にて医療分野の現状をうかがいました。どの病院・診療所もそうですが、コロナ対応や受診抑制が重なった減収で経営が厳しくなっています。勤医協札幌中央病院も感染があったため、その間の受け入れ中止なども含めた減収は大きくなっています。なお、すでに中央病院は収束を確認して、通常診療体制となっています。
国会では「自民党から共産党まで求めているのだから」と小池晃書記局長が述べたように、病院経営を支えることは与野党を問わず一致した要求になっています。政府は医療崩壊を本気で食い止める気があるのかと、本当に腹立たしくなります。今後の患者受け入れにベッドを空けておけと政府が言うのなら、見合った補償をして当然です。
「そもそも医療分野はギリギリの運営でした」と佐藤秀明専務。社会保障抑制路線によって病院や介護施設は余裕のない経営を迫られ、それを従事者の善意と献身で乗り越えてきたのです。この思いに政治が応えるべき。検査体制の拡充なども話題になり、紙議員ともども、しっかり現状を反映させていくことを約束しました。
事務所では札幌弁護士会から、司法修習生の給付金制度が創設された一方で「谷間世代」には経済的手当がされていないことへの要望もいただきました。この制度は第71期以降の司法修習生に対するもので、以前の給費制が廃止されてから新制度の間を「谷間世代」と呼んでいます。全法曹の4分の1を占めているのです。
修習給付金制度は、与野党の枠を超えて私も現職のときに実現へ力をあわせてきたものでした。その実現はよかったのですが、このような不平等の解決が残されています。全国の運動のなかで札幌弁護士会は、当時からも積極的に声をあげてもきました。紙議員と「いっしょに力をあわせます」と応じました。
さらに今日は、千葉尚子・札幌市議の幼なじみが代表を務めているというゲストハウス「UNTAPPED HOSTEL」に、コロナでの影響をうかがうために足を運びました。ホームページをご覧いただければわかりますが、おしゃれなまでの手作りで旅行者を受け入れてきたのですが、9割以上も減ってしまいました。
それでもスタッフの雇用を守り、給与も保障してきた代表の神輝哉さん。家賃補助の延長など話は経営面のみならず、今後の社会のあり方にも及びました。新型コロナウイルスは誰もが受けたもとで「つながりの大事さに気づいている人も、多いのではないでしょうか」と、社会的弱者にフォーカスされた社会をと神さんが話されたことには納得しました。
他にも道原発連の宣伝でもマイクを握りました。明日は札幌市清田区で、語り合うつどいなどに参加します。
【今日の句】支え合う力は 意志と地域から