お金の心配なく教育・受診を

 公示まで10日、準備も慌ただしくなっています。今日は全道党組織や教職員後援会の決起集会が相次ぎ、道民医連から総選挙にあたっての要請もいただきました。

 オンラインによる教職員後援会では、義務制・高校・特別支援の各学校での実態について発言が。「人と向き合う職場には余裕が必要」「激しい競争環境のなか、子どもたちが自己肯定感を持てないでいる」「特別の支援が必要な子どもたちも含めたインクルーシブ教育についての考えは」など、現場からのあふれる思いが伝わってきました。

 短い期間ですが中学校教員を務めた私にとって、子どもたちに分け隔てなく、学びや成長が保障される学校や社会をつくることは政治活動の原点です。経済界の意向も反映して過度な競争が持ち込まれたり、侵略戦争に反省のない政治家からの管理や愛国心押しつけなど、そのつながりを知り「誰のための教育なのか」との怒りが原動力だったのでした。

 私が現職だった時より、はるかに多忙な今の学校。しかし、子どもたちの成長を保障する教育を実践している教員は多くいます。その先生たちの存在こそが、子どもたちには希望として映っているはず。「子どもたちのために力をあわせよう」と、私からも呼びかけました。

 道民医連からの要請は各党へおこなっているそうで、全日本と北海道、それぞれの要求をうかがいました。全日本民医連は、●新型コロナ感染症をめぐる緊急要求、●安心して医療・介護を受けることができる社会を、●医療・介護の提供体制の拡充を、●応能負担を強め、公正な税制を、●憲法を守り平和で安全な社会をめざす国へ転換を、が中心的な内容です。

 これまでの自公政権で医療提供体制が縮小され、公衆衛生軽視のもと保健所も減らされてきました。ただでさえ命を守る体制はギリギリだったところにコロナ禍が襲い、それでも現場の職員は献身的に、国民の命と健康を守ってきました。今度の政権は、まさに命を最優先にした政権にならなければなりません。

 道民医連の要請項目トップは「自粛を求めるときは必ず補償を」でした。「観光客が来なくなり職を失った方が医療にもかからず、無料低額診療で受診した時には手遅れの状態になっていました」との事例を聞き、納得しました。社会保障でも、雇用でも経済でも、すべては命につながっている。それなのに自己責任の名で国民を突き放していた、これまでの政治全体が問題なのです。

 いただいた資料のなかに、昨年の受診抑制による死亡事例などを調査・発表した記者会見の記事がありました。北海道でも、コロナ禍で収入が途絶え、受診を控えている間にガンが悪化して亡くなった50代男性などの事例があります。「もっと早く治療できれば救えたのでは」との、現場の無念の思いを受け止めなければ。

 全道党組織による決起集会で、あらためて小選挙区の予定候補と私から決意表明。どの予定候補も、これだけの苦難に直面してきただけに、訴えにも力が入っていました。もちろん私も必ず比例議席の奪還と、政権交代をと力を込めました。最後は会場の参加者とともに、オンラインで結んだ全道の仲間と「団結がんばろう」。

 明日は旭川市をまわります。

 【今日の句】分け隔てせずに 命を守るため

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畠山和也
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