今朝は宮内しおり道選挙区予定候補と、定例の街頭宣伝。寒さが緩むと、チラシを受け取る手も伸びてきます。ラピダスへ莫大な支援をしながら、くらし・中小企業支援は少ない来年度予算について私から話しました。
すでに政府は、研究開発費としてラピダスに9200億円を投入しています。昨年の臨時国会では1兆円追加の補正予算も成立させました。過去にないくらいの大盤振る舞いです。ラピダスは、大企業8社が共同出資して設立されました。その金額は8社合計で73億円。国の出す金額を見たら、ラピダスは国営企業かと思うほどです。
その8社が、自民党へ3年間で計4・1億円もの献金をしていたと「しんぶん赤旗」が報じました。これを利益絡みの献金と言わずして、何と言うのでしょう。
ラピダス1社に兆単位の支出をしながら、中小企業対策予算(25年度)は1695億円ほどしかありません。大企業優遇という自民党政治のゆがみを、どうしても変えないと。14日の衆院予算委員会で辰巳衆議が、米国防総省の報告書に軍用半導体は利益が出ないと書いてあると告発。早く日本が持ってこいと言わんばかりの態度なのです。
それを国税で開発させ、米国では軍事利用され、かつてのエルピーダのように失敗した場合に国民負担となっても誰も責任を取らないーーこれがラピダスをめぐる大きな政治的問題なのです。
わかりやすく街頭で話すには難しい課題ですが、事あるごとに実態を広げていきたい。この大元からのゆがみをただすのは日本共産党ということも、合わせて訴えていきます。
【今日の句】どこまでも アメリカ奉仕が ひどすぎる
誰のための半導体なのか
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