すっと手が伸びて

 ちらちらと雪が舞うなか、今日は札幌市南区へ。宣伝準備でプラスターを持って歩いていただけでも「がんばって」と拍手され、宣伝中にも激励の声がかかりました。毎日のように、今の政治に対する怒りや不満が寄せられます。

 朝晩は通勤・通学の市民でごった返しになる真駒内駅も、昼は落ち着いた環境になるからか「慌ただしい朝よりも受け取りが良かった」と地元の党員さん。配っていたのは、コロナ禍でのお困りごとを聞くアンケートと、日本を変える「5つの改革」掲載のリーフレット。すっと手を伸ばす方が多く見られました。

 テレビ中継はされませんが、衆議院では予算委員会の質疑が続いています。日本共産党は、先日は高橋千鶴子衆議院議員、今日は田村貴昭衆議院議員が質問に立ちました。高橋議員は公立・公的病院の再編・統合、田村議員は吉川元農水相の贈収賄疑惑を取り上げています。どちらも北海道にとっては重大な課題です。

 テレビ中継は、国会からNHKへ要請します。放映権はNHKにあるからです。要請は理事会での与野党一致が原則です。与党が同意しない場合は、そもそも要請されないのでNHKも放映しません。

 総理大臣が出席する本会議や予算委員会は、基本的に与野党一致して放映されます。ですから総理が出席しない今日のような予算委員会は、まずテレビ中継はされません。安保法制やTPPなど特別委員会での重大な政治課題の場合は、予算委員会と同じように要請することとなります。今はインターネットで審議中継を見られるものの、質疑の中身や委員会室の雰囲気は、以前はリアルにわからなかったんですね。

 国民が見ているという緊張感は、国会質疑のうえで絶対に必要です。議員からすれば適当な質問などできなくなるし、大臣や官僚も国民への説明責任を果たさなければなりません。同じくインターネット等で中継している地方議会も増えています。日本共産党はもとより、他党の議員の質問もしっかり聞いてほしい。各党の違いが、よくわかると思います。

 【今日の句】じっくりと 一言一言 問われてる

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畠山和也
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