朝の定例宣伝を終え、たまっていた実務や打ち合わせ、明日の演説準備などであっという間に時が過ぎました。想定される参院選公示日まで80日、急いで日本共産党の値打ちを広げねば。
ところで国会では「学術会議解体法案」の審議入りが狙われています。新しい法案には、これまでの「日本学術会議法」を「廃止する」と明記されています。「学者の国会」と位置づけられ、政治権力からも独立した学術会議。真理を探究する学者としての科学的提言は、時の権力には不都合なものがあったかもしれません。しかし、そこにこそ学術会議の存在意義があります。
新しい法案では、その独立規定が無くされ、政府へ科学的助言を与えるという地位を否定しています。新組織の会員選考は、現在の会員が推薦をできず、これまでの実績や役割が断絶されることにも。
2020年・菅政権による6人の任命拒否は、いまだに理由・根拠が明らかにされないまま。時の権力や経済界が学問に介入し、真理をゆがめ、従わせるような国を民主主義国家とは呼べません。
そもそも学問の自由が憲法に保障されているのは、かつての侵略戦争への反省から。学問を軍事・戦争に動員させてはならないのです。学術団体などが国会内で集会も開き、日本共産党はじめ野党からの参加もありました。
新聞・テレビで報じられないため、問題の重大さを多くの方に伝えていかなければ。廃案へ私も力を尽くしたい。
【今日の句】権力の 学問介入 止めないと
真理をゆがめる国にしていいのか
