道労連による札幌・中島公園での集会は、青空と桜満開のもと2500人。プラカードやデコレーション作品も持ち寄って、デモには注目も集まっていました。その後の交流会などもまわり、私も元気をもらいました。
集会では日本共産党を代表して紙智子参議院議員が連帯あいさつ。宮内しおり道選挙区予定候補、党札幌市議団と並びました。参加された方々の、天気と同じくらい明るい顔が、壇上からよく見えましたよ。集会は労組や団体同士のエール交換、プラカード・デコレーション発表とスピーチ、恒例の抽選会や餅まきなど大盛り上がり。まさに「連帯と団結」を体現するような集会でした。
物価高に追いつかない賃上げ、いまだ長い労働時間、人手不足も重なっての過密労働、不安定な非正規雇用、男女差別や各種ハラスメントなど、職場の要求は渦巻いています。世論と運動を広げつつ、強く大きな労働組合も今こそ必要です。選択的夫婦別姓、消費税減税・インボイス廃止、生活保護や年金の削減やめて、今こそ農家を支えてなど多くの団体からの訴えも切実でした。どの階層の方も、自民党政治のもとで苦しめられていると痛感です。労働者と国民の声で、政治を動かしていきましょう。
あいさつしながら会場をまわった時に「高い学費をどうにかしてください」、デモの時には「私も奨学金の返済中。大変です」などの声がかかりました。この生活苦の声を、そのまま石破首相にぶつけたいくらいです。たっぷり歩き、大きな声でのコールの後は、やっぱり食事もビールも美味しい‥‥と伝わってくる交流会まわり。生活と健康を守る会や、勤医労と勤医協友の会のみなさんの会場は笑顔でいっぱい。この開放感がメーデーならではです。
あらためて訴えたい、日本の現状があります。1日8時間労働制を定めたILO(国際労働機関)第1号条約を、いまだ日本政府は批准していないという現実です。日本の長時間労働や過労死は、労働者個人の責任ではない、大元の政治の問題です。この批准に自民党政治は背を向け、顔を向けてきたのは財界・大企業の方でした。企業・団体献金をてこにした大企業優遇の政治は、もう終わりにしましょう。「動く地域が広がったけど大丈夫ですか」と、お気遣いもいただきました。参院選に向けて、引き続き元気にがんばります。
【今日の句】何度でも 働く仲間の 団結を
第96回メーデー万歳
