安心の土台を立て直さないと

 宮内しおり道選挙区予定候補と、今日は名寄市・士別市・比布町へ。トーク集会には近隣自治体からも駆けつけて会場はいっぱいに。若い世代の働き方や結婚・出産、農家や医療現場の切実な現状も語られ、やっぱり日本共産党の躍進・勝利をとの思いが広がりました。

 各地の拠点となる病院の経営が苦しさを増しています。名寄市立病院も士別市立病院も赤字が続き、町立ぴっぷクリニックも医師確保が難しく今は入院病床がありません。上川管内で訪問介護事業所が閉鎖・廃業に追い込まれている話もありました。

 医療にも介護にも効率化が求められ、政府は求められる社会保障予算の増額に背を向け続けてきました。とりわけ地方に苦しみが押しつけられ、医療の地域格差が広がることに。やっぱり自民党政治を変えないと。

 「低い米価で、赤字ぎりぎりが続いてきた」と詳しい状況を話してくださった農家の訴えや、水田活用交付金の見直しのためおこなった改良工事費が無駄になったという実態も出されました。自民党農政のもと、現場は振りまわされ続けてきたのです。

 低価の備蓄米が放出されても、肝心の米政策をどうするかは今後の議論。小泉農相は、輸入も選択肢の1つと答弁しています。本来は増産に向けて農業予算を増やし、価格保障・所得補償を充実すべきではないのか。

 人口減少についての質問も。医療など安心の土台が壊れ、基幹産業である農林漁業も赤字であれば、若い人が町に定着できません。公務職場でも長時間労働が蔓延し、結婚・出産・子育ての障害になっている実例も聞きました。

 結婚・出産は自分自身が決めることで、政治の力で強制するものではありません。同時に、産み育てたいと思ったときに保障されているよう、政治・行政が土台を整備しなければなりません。安心の土台を立て直さないと。

 トーク集会では質問とともに実例や思いが次々と語られたのは、それだけ行きづまりが激しいからこそ。すぐに解決できない課題もあるでしょう。だからこそ小手先でない、大元からの変革を。たくさんの宿題をもらった1日でもありました。

 【今日の句】効率の名で 地方から壊されて
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畠山和也
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