線路も地方も放置させない

 今日は日高管内へ。昨日に続き、松橋ちはる小選挙区9区予定候補とマイクを握りました。草を食む馬の親子と、眼下に広がる太平洋を眺めながらの日高キャラバンは本当に気持ちいい。菊地日出夫・真壁悦夫の両町議が同行してくださいました。

 事前に連絡をしてくださったからか、ある町ではJA専務さんが外に出て話を聞いてくださいました。前回の総選挙でも9区候補として奮闘しただけに、松橋さんにも「よく立候補を決意してくれたね」と歓迎・激励の声も。移動中も2人で交代しながら、車から声を響かせました。

 ちょうど今日は自民党総裁選の投票日。菅官房長官が選出されましたが、これまでの安倍政治を継承するにとどめず、国民へ自己責任を強調し、今日は規制改革を推進することも表明するなど新自由主義路線をまっしぐら。このような政治に苦しめられてきた北海道から、転換の声を大きくしていかなければと決意を新たにしました。

 新自由主義の出発点といえるのが、国鉄の分割・民営化でした。広大で寒冷地を走らせるJR北海道は赤字になるのは明らかで、それで国が積んだ基金も、低金利路線のもとで運用益が大きく減ってしまいました。とはいえ安全軽視の経営になったJR北海道は免罪できないし、自然災害に遭った路線は鉄道会社として復旧すべきですが、おおもとにある国の問題も合わせて問わなければいけない。

 今日もJR日高本線が走るはずの踏切を渡りましたが、手入れがされずに雑草が生え放題になっている線路の姿が悲しい。鉄道復権と呼ばれる状況が広がる欧州の方が、このように放置されている線路をどのように見るのでしょう。安倍政権のもとでも地方は大事とか、東京一極集中を変えるなどと言われてきましたが、現実は違う。政治の転換をと強く思った1日でした。

 【今日の句】ゆっくりと 流れる時間を この国に
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畠山和也
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