こんな時に道教委は逆行

 鈴木知事が札幌市における外出・往来の自粛を要請し、検査態勢・医療体制の強化にも触れました。感染拡大防止とともに、寄せられた実態や苦難を反映するなど、くらし・雇用や商売を守ることに私も力を尽くしたい。

 このような状況ですので、各地をまわる日程も延期・中止や組みなおしに追われています。3~5月のときも相手との了解や感染防止に努めながら要望を聞き、行政に反映してきたことを思い出しながら、活動していきたいと思っています。さっそく明日は近場での聞き取りや、オンラインで要望を聞く会も予定しています。

 今日も休業支援金の件で労働組合を通じた相談があり、ご本人から別の日に話を聞く機会を持つことにしました。すぐ東京へ行くことにならないので、国の出先機関への要請も準備中です。あらためてですが、お困りごとなどは遠慮なく日本共産党へご連絡・ご相談ください。

 ところで、こんな時に北海道教育委員会は、道議会に「1年単位の変形労働時間制」の条例提案をおこなっています。他府県で12月議会に提案されている話は聞いていないので、道教委の性急さは突出しています。しかも、文科省は各学校での検討などをふまえるようにとしていますが、道教委がおこなった「意向調査」は期間も短く、道教組・高教組アンケートでは96%もの教員が意見を聞かれていないと答えています。ことさらに拙速です。

 この制度は、在校等時間(時間外勤務)の上限が守られていることが前提です。しかし現実は、上限時間を超えて働く教職員が多いうえ、コロナ対策で新たな業務も増えています。いま道教委がやるべきは、教職員の増員、授業時数の見直し、不要不急の行政書類等の整理・削減、そして部活動における外部との協力などです。夏休み・冬休みなどへ「まとめ取り」させて、平日はさらに過剰勤務となるような制度は導入すべきではありません。そもそも夏休み・冬休みでさえ「まとめ取り」できない実態があるのです。

 国会では萩生田文科相でさえ、30人学級実現への意欲を語っています。このような政治の流れ、現場の実態や国民世論から見れば、道教委の条例提案はまさに逆行そのもの。論戦の舞台は道議会になりますが、いっしょに力をあわせて導入反対の世論を広げたい。

 【今日の句】教員へ さらに残業 増やすのか

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畠山和也
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