平岡だいすけ道2区予定候補と宣伝を終えて、旭川市での「つどい」中に「同性婚禁止は違憲」との速報。会場でも「おー!」との喜びや拍手が起きました。まさに画期的判決で、私も心からうれしい。
札幌地裁での判決要旨に目を通したら、歴史的に同性愛を考察していることが目につきました。同性愛は精神疾患とされていた科学的根拠が失われた経過や、札幌市など自治体で導入が進んでいるパートナーシップ制度など肯定的な社会状況、そして異性カップルと同性カップルが受けられる法的利益に触れて「合理的な根拠を欠いた差別にあたる」と、憲法14条に反すると明快に判決をくだしたのです。
あらためて憲法14条は-ー「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」。私が憲法のなかで最も好きな条文です。食堂を営む両親のもと、親のがんばりで不憫なことはありませんでしたが、それでも裕福とまでは言えない家庭でした。この条文が、私の進学にとって大きな励みでした。
私のことはともかく、こんなに「法の下の平等」という言葉が輝いて見えるとは。愛する者同士が人生をともにすることに、なぜ法的制約を受けなければいけないのか。なぜ不平等な扱いを受けなければいけないのか。今回の判決が、そのモヤモヤを一気に取り払ってくれた気がします。次は立法府が民法改正など役割を果たす番。政治にかかわる者として、私も力を尽くします。
旭川市では党員や民青同盟のみなさんと、若い世代の声を聞く街頭アンケートにも取り組みました。コロナ感染拡大のもとで困ったこと、政治への要望などを聞くものです。冷たい風が強く吹くなかでも、45分間で28人の方がアンケートに答えてくれました。私が対話した方は大学生や専門学校生が多く、その全員が「学費の半減」を希望していました。「やばい、全部があてはまる」と、政治への要望項目をチェックしていた学生も。
孤独を感じると答えてくれた学生は、リモート講義による影響をあげていました。別の方は自由記述に「レポートが多くて大変」とも。アンケートに答える形で私もスピーチし、民青でも食料支援活動はじめ「つながる」ことを大切にしているので、まずは遠慮なく声をかけてくださいと呼びかけました。声に出せない声は、まだまだ多いはずです。
その後に、旭川市内の大学に通う学生との「つどい」もおこないました。本州から来た大学1年生も「精神的にやばかった」と言います。知人・友人は1人もいないし、リモート講義ばかりで大学にも行く機会がありませんでした。来月からの新年度も少人数の講義は対面であるものの、大教室で学ぶ教養科目はリモートになるようです。「3年生くらいには留学したいと思っていましたが、ちょっと難しそうですね」との言葉を聞き、胸が痛みます。
進路も決まった大学4年生は母子家庭で、今年から給付奨学金を受けられることになったそうですが、貸与制より金額は減ったとのこと。「家から通っているので大丈夫です」とは言うものの、本来なら多くの学生がお金の心配なく学べる国でなければと痛感しました。それこそ「法の下の平等」を、国内のすみずみに広げていきたいです。
【今日の句】立法府 歓喜の涙 受け止めて