ごり押しの政治を変えよう

 国会では野党がそろって内閣不信任案を提出、私は札幌市手稲区・西区で街頭から「国民の命と健康に責任を負う政治を」と訴えました。晴れて気温が上がったかと思えば急に雨が降り出すなど、あいにくの天気でしたが党員・後援会員のみなさんが駆けつけてくださいました。

 足を止めて演説を聞く方の姿も、いつになく多い。「がんばって」とノド飴を差し入れてくださった方、握手を求めていく方、カンパを寄せてくださった方なども。菅政権への失望・不満とともに「野党がもっとがんばって」との一言もあるなど、今の閉塞感を何とかしたいという思いが、ひしひしと伝わってきます。訴えにも力が入ります。

 手稲区では、新幹線トンネル工事での有害残土を山口地区へ押しつけないでとの、手作り看板を持参されていた方もいました。北斗市で先日、残土の保管場所近くの地下水から、国の基準値を超える有害物質が検出されたと発表がありました。鉄道・運輸機構へ当地への土砂搬入を中止しているそうですが、それではどこへ運んでいるのか。その間の移動による粉塵などの対策も、どうなっているのでしょうか。

 北海道は鉱山などが各地にあり、掘ればヒ素やセレンなど有害物質が出てくるのは当然と言えます。一方で、新幹線の札幌開業を2030年度末と決めていることから、札幌市や機構が残土置き場も急いで決めようとしています。住民へのじゅうぶんな説明会や合意もなく、なし崩し的に進めることは認められません。コロナ禍などがあっても期限を変えることをしないから、強引に進めることになっているのではないのか。

 東京五輪とあわせて「決めたら後戻りしない」姿勢が、透けて見えます。健康への不安や財政負担がのしかかる面でも、残土問題と東京五輪は根っこで同じ問題を抱えています。あきらめるわけにはいかないし、そのつもりもありません。街頭宣伝に来てくださったみなさんも、同じ思いでいてくれたはずです。

 内閣不信任案は与党と維新により否決されましたが、これらの党は菅政権の姿勢について本当に胸を張ることができるのか。参議院では土地利用規制法案も委員長職権で内閣委員会での採決がおこなわれて、今日のうちに本会議の可決まで持ち込もうと狙っています。ごり押しする政府・与党と応援団である維新に、総選挙で厳しい審判を!

 【今日の句】信任と 言える仕事は 何をした

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畠山和也
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