命の土台を守ることを

 今日は増毛町・留萌市へ。熱海市・土石流災害への義援金も街頭から呼びかけ、遠くから駆けつけてくださる方の姿も。安否不明者が依然として多く、1人でも多くの方の命が救われることを心から願うばかりです。

 小沼清美・留萌市議との宣伝中、「音が聞こえたから駆けつけた」という80歳の女性は、以前に苫小牧市で畠山(はたけやま)市議に、お世話になっていたという方。それ以来、共産党を応援してきてくださったといいます。小沼市議も初めてお会いしたそうで、新しい結びつきができたことに大喜びでした。もちろん私も嬉しいです。

 留萌市では「集い」とともに、夕陽ヶ丘地域の崖崩れの現場に足を運びました。留萌市も3年前に豪雨に襲われ、斜面がえぐられてしまい、その土地の上に住んでいる方々から「早く復旧を」との声があがっていたのです。当時の坂本茂市議、予定候補だった小沼清美さん、そして私とで現地調査をおこない、国の管理すべき土地であることを確認して、政府交渉をおこなったのが3年前の7月でした。

 私たちの主張を財務省も認め、工事を進めようとしたものの予算付けや、なかなか落札されない事態が続き、ようやく今年になって地元の業者が工事を請け負ってくれたのです。聞くと「もうけはあまりない」とのことだそうですが、それでも応えてくれたのは地元業者ゆえでしょうか。今月から工事が始まり、うかがった町内会長さんも笑顔でした。解決のために町内会長さんも、何度も関係機関へ話をしてきたのです。

 地方議員や支部のみなさんが各地にいることで具体的に要求がわかり、すべてに応えることはできないのですが、少しずつでも解決へ前進するということが少なくありません。ましてや自然災害は、先の熱海市のごとく、人命にかかわる重大課題です。気候変動のもとで深刻化することへの根本的解決と、目の前の緊急課題を解決するために力を尽くしていきたい。

 前後しましたが増毛町では、町役場で堀雅志町長さん、増毛漁協では相内宏行専務さんが懇談の時間を割いてくださいました。この時期はサクランボ狩りでにぎわう増毛町ですが、春からの低温があり生育が不順なのだそうです。今の時期は佐藤錦、これから大粒の南陽の時期を迎えるのですが、本当に自然相手の第一次産業の大変さを学びました。医師確保のご苦労の一端もうかがい、社会保障を最優先とする国づくりをしなければと痛感しました。

 一方で、ニシンの資源管理や放流事業が成果を出しつつあり、増毛町でも今年はニシンの群来(くき)が見られたそうです。魚が獲れて、いい値で売れれば漁師にとっても嬉しいことはありません。増毛町の高齢化比率は4割を超えているそうですが、第一次産業で持続的に生活できる環境づくりを粘り強く取り組まなければ。私たちの命を担っている食料生産は、農村・漁村があってこそです。

 【今日の句】まだ今も五輪は 何のためなのか

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畠山和也
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