決意も新たに

 今日は小樽市で街頭演説や党と後援会の決起集会、長沼町では猛暑・少雨による農作物への影響調査をと足を運びました。小樽市では道4区・松井真美子予定候補と、長沼町では薮田亨町議といっしょです。

 道小選挙区4区は、国政の矛盾の集中地域と言えます。道内唯一の泊原発を抱える一方で、寿都町・神恵内村での「核のゴミ」文献調査が始まっています。北海道新幹線の札幌延伸によるトンネル工事で、有害残土を札幌市手稲区や小樽市、後志管内で押しつけられようとしています。同時に並行在来線である函館本線(山線)については、道が三セク化かバス転換かと地元自治体に迫っています。基幹産業の1つである観光も、コロナ禍での苦境が続いています。

 それに加えて立憲・本多平直衆議院議員が性交同意をめぐる発言により離党・議員辞職したことで、ジェンダー平等や1人ひとりの尊厳を守る社会づくりが大きな焦点ともなりました。松井真美子さんが立候補を決意したことに、今日の決起集会でも感謝と激励、たたかう意欲が寄せられています。本当によかった。

 松井さんは、お子さんが大学を卒業したことに触れて「大学の学費が高いと身をもって実感している」とあいさつで触れました。小樽市での学生向け食料支援に参加してきたのも、このような背景があるのだとわかりました。地区副委員長として党員1人ひとりに心を寄せてきた松井さんは、今度は道4区はじめ全道民・全国民へ心を寄せる存在です。市民と野党の統一候補に押し上げようと、おおいに会場は盛り上がりました。

 あわせて比例議席の奪還へ。道内各地とまわると、小選挙区を舞台に各党が活動を広げつつ、それが比例へも連動するという状況です。しかも比例は、小選挙区候補を擁立しない予定の国民・社民・れいわも加わると、主要政党がひしめきあう大激戦になります。まだ勝利の保障はできてないし、私みずからも先頭に立つ決意をあらためて述べました。

 「40日間、ほとんど雨が降っていないよ」と、長沼町の農家から開口一番。今年の異常な暑さとともに少雨による干ばつで、この農家では玉ネギでも一回り小さかったり、根の方が細い変形が見られるといいます。全道的に同じ傾向なので、少々の変形でも市場に出してくれるのではと苦笑されていましたが、これから先の雨に期待している状況です。

 長沼町で生産量が増えてきたブロッコリーが、育つ前に干上がってしまった畑を別の農家さんが案内してくださいました。他の品種で経営はカバーしたいと述べられていましたが、「潅水ホース代を町が3割負担してくれました。こういう支援をしてもらえれば助かります」との要望も。きめ細かい支援の大切さを、現場に来ると学ぶことができます。しっかり反映させていきたい。 

 ながぬま農協で成田正夫組合長からも概況をうかがいました。長沼町のアメダスを見てビックリ、この1~2週間の平均気温は、平年の最高気温とほぼ一緒。それなのに今月の降水量は数ミリですから、畑が乾くのも当然です。ただ、播種の時期や農家ごとで成長の差もあるといいます。話題は国の農業政策にも及び「農業を続けられるだけの最低保障(価格)があれば、後継者も伸びるはずです」との言葉に納得です。

 長沼町は例年10人ほどの新規就農があったそうですが、今年は4人とのこと。今日も農家をまわるとハーベスタや乾燥機、自動操縦トラクターなどがあり、規模拡大とともに設備投資が大きくなっていることがわかります。返済の見通しが立てればいいのですが、そこは自然相手の農業です。組合長さんがいう「続けられるだけの保障」こそ、今の農業政策の勘所。食べなければ生きてはいけないのですから、国が責任を果たすべきと決意を新たにしました。

 【今日の句】また今日も 総理の言葉 響かない

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畠山和也
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