共闘の力で政権交代へ

 「総選挙へ本気の共闘を」と開かれた、道革新懇主催の共同街頭宣伝に参加しました。立憲民主・社民・新社会の各党代表と並び、総選挙勝利へ「がんばろう」と声を上げました。先日の市民連合による共通政策への合意も、大きなはずみになっています。

 主催者あいさつとして代表世話人・三上友衛道労連議長が「国民の命を守れない政権を変えよう」と呼びかけ、新日本婦人の会道本部・油石奈々子事務局長も小学校休校等助成金の実現にも触れて「力を合わせて政権交代しましょう」と訴えました。各団体からの一言スピーチもあり、聞いていて熱い思いが伝わってきます。

 立憲民主は池田真紀衆議院議員・党道連副代表、社民は豊巻絹子・党道連副代表、新社会は小柳政行・党道本部書記長が、それぞれマイクを握りました。日本共産党は私が「共通政策の合意で政権交代への旗印ができた、あとは野党が本気になって力をあわせる時だ」と述べて、あわせて日本共産党自身も議席を勝ち取って政治を変える力になっていく決意も触れました。

 会場の札幌大通公園で、思い出すのは6年前。安倍政権による安保法制=戦争法の強行を許さない共同集会がおこなわれ、現職だった私と、民主党(当時)からは佐々木隆博衆議院議員だったかと思いますが、初めて両党が並んで訴える場となったのです。それが今や政権を代える共闘へと進んできたのですから、ここでやっぱり結果を出したい。間違いなく機は熟してきています。

 新聞・テレビ各社の姿も多く、終わった後も「自民党は総裁選で国民にもアピールするなかで、野党はどう広げていくのですか」などの取材も。これまでの安倍・菅政治の反省がなければ何も変わらないわけだし、国民の苦しみに寄り添う総裁選にもなっていないことを見れば、しっかり野党が地域・職場・学園などでコツコツ広げていくことが勝利の最大の保障になると私から述べました。それだけ全道をまわると、これまでの自民・公明政治への不満は蓄積しているのです。

 夜は全道労働者後援会の決起集会(オンライン)に参加。いつも熱く応援してくださる労働者後援会だけに、今日の決起集会も熱を帯びました。「労働者の団結」の大切さは、共闘の時代だからこそ光っています。私からの報告・あいさつの後に、高校後援会・菱木さんと医療後援会・坂本さんとは「クロストーク」と称して語り合いました。

 「学校行事の延期・変更や、授業の組み直しなど教職員も疲弊。道教委から端末を使った『時間割通りの生配信を』と、準備する時間もないのに押しつけられる」と菱木さん。とにかく学習指導要領どおりに詰め込もうとする教育行政のもと、あるゆる負担は現場に来るもと「最大の要求は『ゆとり』です」との言葉を、重く受け止めたい。余裕なき、ぎゅうぎゅう詰めの学校では、子どもたちだって豊かな成長は望めません。

 「内科や外科などからコロナ病床へ応援に入り、慣れない呼吸器系で働く看護師も、応援を出して人員不足となっている看護師も、負担が大きくなっています」と坂本さん。気分転換の旅行や居酒屋にも行けないなか、心も折れかねない現実とともに、そもそも医療現場に人が少なかったことの問題点がズバリ迫ってきました。医師・看護師の献身を当然視して、財政支援などに後ろ向きな国の姿勢に、あらためて怒りが込み上げました。

 要求で語り合い、職場を変えるために政治を変える。今回の総選挙ほど、国民の命とともに労働者の働き方にも大切な選挙もないと感じました。議席奪還で、今日のエールに応えたい。

 【今日の句】百人で歩めば 道はひらかれる

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畠山和也
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