新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大している。7月17日の感染者は東京で1万7790人、全国で10万5584人である。 感染再拡大の原因として考えられるのは、オミクロン株BA.5の流行である。感染力がBA.2よりも強く、ワクチンなどで獲得した免疫をすり抜けるという。 また、規制が緩み、行動制限もほとんどなくなって、人出が増えたことも影響している。さらに、暑くなってエアコンを効かせるために、換気が不十分になり、感染を促進する環境となっていることも原因の一つだろう。 ワクチン接種から時間が経過したために、免疫効果が減退したことも感染再拡大の理由である。 感染症対策の基本は、「検査と隔離」である。新型コロナウイルスが弱毒化するに従って、軽症や無症状者が増えており、PCR検査を受けない者の数は多い。そのような陽性者と締め切った飲食店で食事をすれば、感染の危険性は高まる。 そして、家庭内での感染も増えている。家族の誰かが外で感染してきても、無症状だと、知らない間に家庭内で感染が拡大する。東京都の感染者の年代別割合を見てみると、10代以下が23%、20代が22%、30代が18%、40代が16%,50代が11%、60代が5%、70代が3%、80代が2%である。最多は10代以下であり、患者を診療している医師によると、小児が多くなっているという。 また、感染続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』