代表質問⑥≪教育≫感染対策と学校教育活動の両立

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

今週から千葉県議会では常任委員会に入りました。

議会中は、特に休み無しですが、健康第一で乗り切っていきます。

 

さて、私が行った代表質問の教育分野について、今日もお伝えしていきます。

本日、お伝えするのは『感染対策と学校教育活動の両立』です。

 

次々に大きな感染拡大の波が来ては、その都度、学校においても厳しい対応を迫られており、平時においても多忙化が指摘されている教員に関しては、新型コロナの影響により感染防止対策の業務が加わったことで更なる負荷がかかっています。

我が会派で2月議会において、感染症防止対策を行う教員の負担軽減策について質疑を行っています

千葉県では授業、行事、会議等の準備や片付けなどの業務を担うスクールサポートスタッフを国の補助事業を活用して配置し、教員の負担軽減を図っているところであり、我々は更なる充実を求めています。

 

新型コロナの長期化により、子どもたちは様々な活動の機会が失われています。

千葉県教育委員会は、4月15日に各県立学校及び各市町村教育委員会宛てに、学校教育における児童生徒の貴重な活動機会を確保する観点から、様々な活動を制限するのではなく、段階的に本来の活動を取り戻していくことが重要である旨を通知しました。

子どもたちの活動が制限されている中、今後の見通しとして、制限を緩和していく方針は理解できる一方、保護者からは、学校における基本的な感染症対策を緩めたり感染予防の意識が薄れてしまうのではないかという懸念の声も届きます。

 

※コロナ前の母校・我孫子第四小学校の運動会

 

 

【水野質問】

児童生徒の学校教育活動について制限緩和が図られているが、感染症対策とどのように両立させていくのか。

 

【冨塚教育長答弁】

●これまで学校では、感染リスクが高い活動に対し、慎重な対応を行ってきたと承知しているが、感染症の影響が長期化する中で、児童生徒に心身の不調等が見ら れるとともに学校行事などの貴重な体験 や思い出づくりの機会が失われてきた。 

●このため県教育委員会では、国の衛生管理マニュアルの範囲の中で、これまで控えてきたグループ学習や校外学習など、児童生徒の活動機会を確保し工夫しながら、できるだけ多様な体験ができるよう、通知によりその再開を促したところ。 

●今後も、現在行っている基本的な感染症対策を徹底しつつ、地域や学校の実情にも配慮しながら、感染リスクの低減と学校教育活動との両立を図っていく。

 

≪情操教育≫

次にコロナ禍における情操教育についてです。子どもたちの豊かな心や情操を養うことは、学校教育の大切な役割の1つであり、音楽や美術を通じて美的情操を育成し、学校生活の中で思いやりの心、そして自他を大切にする心や異なるものへの寛容さなどの瑞々しい感性を身に付けていると感じています。  

ところが、新型コロナウイルス感染症拡大以来、行事は軒並み中止となり、校歌を歌うことなどもままならず学校の教育活動は大きく制限を受けてしまいました。マスク生活の長期化もあり、創造性、コミュニケーション能力、協調性などの豊かな心を育むための様々な教育活動は、不足していたと考えざるをえず、子供たちの情操面の欠如が進むことが懸念されます。

【水野質問】

新型コロナウイルス感染症が長期化する中で、児童生徒の情操教育に取り組むべきだと思うがどうか。

 

 

【冨塚教育長】

●豊かな情操を養うことは、人間性と創造性を備えた児童生徒の育成に当たり、重要なことであると認識している。 

●学校教育では、例えば音楽や体育の授業における歌唱や創作ダンスなどの表現の活動、地域における演奏会や展覧会を活用した鑑賞の活動、修学旅行や遠足、文化祭などの学校行事を通した体験的な活動など、様々な場面で児童生徒の情操を培うための教育活動を行っている。

●これらの教育活動は、感染症の影響により制限を受けてきたが、段階的に本来の活動を取り戻すことの重要性を県立学校や市町村教育委員会に示したところであり、各学校において、感染対策を徹底しつつ、児童生徒の豊かな情操を育成するための多様な活動を実施していただきたいと考えている。

 

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学校で学ぶことは勉強だけではないですよね。今回の代表質問では地元の多くのPTAの皆様や保護者の皆様からご要望・ご相談いただいた内容を議場にて質疑という形で県教育庁とやり取りしました。

私も剣道から学んだことはたくさんあります。

 

茗渓学園中学校時代の剣道大会にて