我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
土日も地元我孫子市と千葉市、お誘いいただき印西市など幅広く活動させていただきました。
本日は、ウクライナ出身バンドゥーラ奏者・カテリーナさんのLIVEがALOHA FARMで開催されました。
力強くて切実な想いを込めた歌声と演奏に心を打たれました。
ロシアのウクライナ侵攻が続いており、戦争の悲惨さや現実に起こっている現地の状況などを教えていただきました。
我孫子市でカテリーナさんの演奏会や対談等が行われる際には、お声がけいただいており、千葉県を襲った令和元年房総半島台風においても、けやきプラザで開催された「市民のチカラまつり」にて素晴らしい歌声と演奏で勇気づけてくださいました。
今回は、私から千葉県が行政として行っている支援や取り組みについて、ご紹介させていただきました。
我孫子市では独自のウクライナ支援策は実施はしていないとのことですが、我孫子市民の皆様からたくさん、『支援をしたい!』というお声を頂戴しているところです。
千葉県ではウクライナから避難されてきた方のために県営住宅84戸を準備しており、家電等(照明器具、ガスコンロ、冷蔵庫、洗濯機、カーテン、食卓セット、寝具等12品目)はすべて完備している状況です。
現在、7月20日の時点でウクライナから千葉県に避難されてきた方は76人47世帯であり、県営住宅には現在10戸23人の方が暮らしております。
住宅以外の県の支援策としては、避難されてきた方に当座の資金として1世帯に10万円の見舞金を支給し、翻訳機の貸与をしております。
教育支援については、避難民の児童・生徒を小・中学校で受け入れており、県立学校については、避難されてきた方の居住地や学校教育に関する希望を考慮しながら、外国人児童生徒等の受入実績がある学校での受入れを進めていっているところです。
我々、千葉県議会議員は見舞金として100万円をウクライナ大使館にお渡ししました。
この支援策で不足していることはないか、当事者として、どういった支援が必要か、など具体的なことを教えていただきました。
やはり、課題は「言葉の壁」でした。
貸与されている翻訳機(ポケトーク)では伝えたいことが伝わらずに間違って伝わってしまうとのこと。それはもう大笑いしてしまうほど、異なる変換をしてしまうそうです・・・💦
ウクライナでは英語教育が進んでおりますが、今の子どもたちは英語が使えても、年配の方向けにはやはりウクライナ語かロシア語がわかる通訳の方が必要とのことでした。
また住宅についても、様々な条件がある場合があったり、日本に家族や親戚等がいる場合は利用ができないことがあるという切実なお話を伺ったので、さっそく、行政側と協議に移りたいと思います。
また、これは県や市町村の話ではないのですが、今、日本はウクライナからの避難民を受け入れる体制になっていないということでした。政府や国会議員マターとなりますが、このあたりも確認してみます。
会場の皆様もカテリーナさんの聞き入っておりましたが、今、日本のマスコミではウクライナ侵攻の報道が極端に減ってきてしまっていることを大変懸念されておりました。
毎日、なんの罪もない赤ちゃん、子ども、ご高齢者、、、、殺されており、道路には遺体がある、と。
この現実を報道してほしい、と。
私たちが生の話を聞いて、事実を少しずつでも伝えていくことが大切なんだろう、と感じました。
カテリーナさんの歌に込められているのは「ふるさと」を想う心。
自然災害は止めることができない。
でも、原発や戦争は人が創り出したものだから、止めることができるはず。
これがカテリーナさんの信条です。
今、自然でさえも人の手によって壊されてしまう危機にあります。
カテリーナさんの音楽を通じて、地球のこと、人類のこと、平和について真剣に向き合いたいと改めて思いました。
連日、全国を駆け回っているカテリーナさん。
たくさんメディアにも出演され、ご活躍されているカテリーナさんに対し、「稼いでるでしょう」「家買えるでしょ?」などと心無い言葉をかける方もいるとのこと・・・。
多い日は1日に5講演行うこともあるそうで、すべてウクライナに寄付をしているというお話をされておりました。
人の安易な言葉がどれだけ残酷で人を傷つけるか・・・。
当事者に想いを馳せることができる人間でありたい、と常に思います。
また、カテリーナさん密着で2時間の番組がBSテレ東7月27日(水)19:00~放送されますので、是非、ご覧ください。
自然環境と言えば、昨日は我孫子から移動し、午後ずっと千葉市で開催された333-C地区(千葉県)ライオンズクラブ国際協会のキャビネット会議に出席しました。
無事に環境保全委員会の副委員長になりました。
我々の委員会では気候変動をはじめとする地球温暖化に取り組むために大きな事業を今年度実施することとしております。
千葉県のトップであるガバナーは茗渓学園の大先輩である高橋Lです。
私は環境保全副委員長として、千葉県の環境を守るために奉仕活動を頑張ります!
そして合間にはインターン生に事務作業をお手伝いしてもらっています。
土曜日は早稲田大学のインターン生とコロナ対策や若い世代のワクチン接種について色々と協議しました。
夏休みの期間は特に、インターン生と活動することが増えるので、私も若い世代の声をしっかりと聞きながらバランスのとれた政策、必要な支援策を講じていけるように取り組んでまいります。
最後に、本日のカテリーナさんとの対談に向けて、県の総合企画部国際課にご協力いただきましたこと、感謝いたします。