千葉県の令和5年度当初予算案~手賀沼の外来水生植物対策、天王台駅バリアフリー等予算化へ~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

来月から2月定例千葉県議会が開会となるにあたり、2023年度の千葉県当初予算案の説明を本日、会派毎に受けました。

 

一般会計で2兆1971億円となり、新型コロナウイルス感染症対策を除くと1兆9152億円というのは過去最大です。

新規事業については過去10年で最も多い54件ということで、熊谷知事のカラーがよく出た予算案であり、すべての会派がこれまで質疑・要望してきた内容をバランスよく優先順位をつけて予算化しているように見受けられました。

 

私が喫緊の課題として我孫子市とも連携して代表質問や予算委員会等で質疑・要望してきた我孫子市に関する内容や会派で行った要望等も予算案に反映されておりますおねがい

知事が記者会見をし、報道にも出ておりますので、随時、ブログやSNSを通じて皆様に予算案を説明していきたいと思います。

 

まずは『湖沼における外来水生植物対策事業』です。

いわずもがな手賀沼と印旛沼流域河川で急速に繁茂しているナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイ対策です。

今年度当初予算案では手賀沼と印旛沼を併せて約2億5千万円でしたが、昨年5月に熊谷知事に実際に手賀沼に視察に来ていただき、外来水生植物を見ていただいた結果、次年度当初予算では手賀沼及び流域河川だけで約2億1千6百万円の予算となり、印旛沼と合わせると約3億3千万円と大幅増となりました。

 

2022年5月熊谷知事に星野市長と説明

 

また市民団体における外来水生植物防除事業補助も継続して来年度も行う予定。こちらも対象経費は10分の10。

 

 

水野ゆうき事務所もお手伝い。

 

 

環境保全を応援する事業として新しい事業『若者が主役の環境保全応援事業』も始まります。

 

気候変動等の環境問題たSDGsへの取組、社会課題の解決に関心を持つ若者が増えていることを踏まえ、若者の創意工夫による環境保全活動の企画コンペを実施し、若手人材の育成を図ります。優秀な企画に対し、実際に活動をすることを条件に最大50万円の賞金をもって、活動資金の支援を行なうものです。

 

そして、『鉄道駅バリアフリー設備事業補助』。

我孫子駅のエレベーターは現在、ご承知の通り工事中です。

ホームドア整備には多額の費用を要することから、JR天王台駅の常磐線緩行ホームについては千葉県の補助制度は見送りもしくは未定状態でした。

 

そのことについて、熊谷知事と我孫子市と県議の懇談会(昨年5月)、私が代表を務めている会派で知事への令和4年度及び5年度の予算要望(2年連続)、2022年2月定例会予算委員会等で天王台駅については、病院もあり、天王台駅から特別支援学校に通学する生徒もいることなどから補助対象駅にするべきであるということを、知事ならびに特別秘書に我孫子市とともに要望してきました。(補助対象となる駅は条件があり、その条件というのが近くに病院、社会福祉施設や特別支援学校があること等です)

実際に特別支援学校の最寄りは湖北駅であっても天王台駅を利用する方は少なくなく、バスを使って天王台駅を利用する方もいます。

 

2022年5月、熊谷知事、我孫子市、県議との懇談会@けやきプラザ

 

 

その結果、今回の予算案に天王台駅がバリアフリー整備事業の補助対象駅として入りました。

 

天王台駅では駅頭でも多くの利用者からホームドア設置要望を承っており、私自身、前回の選挙において天王台駅近くに事務所を構えたこともあり、皆様の声をしっかりと聞いていたので、粘り強く、必要性を訴えたことが実を結びつつあります。

 

私の住まいが我孫子駅最寄りなので、どうしても我孫子駅や我孫子駅周辺ばかりと思われがちですが、全くそんなことはなく、我孫子市選出の県議として天王台、成田線沿いとしっかりと政策に盛り込んで、取り組んでおります!

 

もう一つは、我が会派として取り組んでいる盛土規制についてです。我が会派の議員の地元ではそれぞれ盛土問題を抱えており、令和3年7月に発生した静岡県熱海市の盛土崩壊を皮切りに、議会で取り上げてきました。

 

新規事業として新たな規制区域を指定するために全県的に基礎調査業務を行う予算が計上される予定です。

 

今回の予算案は子育て施策・教育施策、DXに防災等も多くあり、第3子以降の給食費無償化など含め、別途皆様に詳しくお伝えしていきます。